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サブプライムという言葉をよく新聞などで見るのですが、あれはどういうことなんでしょうか?銀行や不動産などにいろんな影響を与えているようなのですが、どうして影響が及ぶんでしょうか?教えてください

  • 質問者:みみ
  • 質問日時:2008-12-08 12:39:18
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アメリカで始まった問題で、まず、不動産がプライム層とサブプライム層という二つに分けたわけです。
プライム層は不動産会社にとって優良顧客。基本的にある程度年収があればよかったようです。一方サブプライム層は優良じゃない顧客。年収のとても少ない人などがあてはまったようです。
そこでそういうサブプライム層向けのローンがいわゆるサブプライムローンなわけです。
サブプライムローンは担保なし、頭金なしでも借りることが出来る一方、通常のローンよりも金利が高く、返済が滞った場合は家を売らなくてはいけない、というものでした。
しかし、ここでアメリカの低金利政策がかかわってくることになります。低金利だと住宅ローンの金利も低くなり、その結果、住宅を買う人が増えてくる。国外でもユーロ高の影響で、アメリカの不動産を買うようになります。結果、不動産がどんどん高くなってきたわけです。
で、サブプライムローンは最初の数年は返済額が少ないのですが、途中から跳ね上がるようなシステムのため、最終的に払えなくなる人が増えるわけです。
そこで、住宅を売ることになるのですが、先に述べたように不動産が高くなっているため、最初に買ったときよりも高くなっているのです。
結果、そこに利益が生まれるようになります。それを利用して住宅ローン会社は強引にローンを組ませます。結果的に払えなくなっても住宅を売れば利益が生まれるからです。
さらに、住宅ローンを証券化させます。住宅ローンの配当(返済金)を受け取る権利を他の人に売り渡す、ということをしたわけです。
そして、これにAAAランクという最高ランクが格付けされます。
これによって、銀行やヘッジファンドなどがこの証券を買うわけです。
しかし、これは不動産が高くなっているから成功しているもので、この後、アメリカが公定歩合を引き上げたことにより、住宅ローンの金利が高くなり、サブプライムローンを組んでいる人は住宅を売るようになります。また、住宅を買う人もいなくなってくるので、不動産がどんどん安くなります。その結果、サブプライムローンでは利益は生まれません。
で、サブプライムローン関連のものが不良債権化するわけです。
サブプライムローンで利益がでると思っていた不動産や、それに頼った証券を買っていた銀行、さらにヘッジファンドに投資していた銀行までもが、影響を受けることになったわけです。さらにその損失を補填するために株を売ったりもして、混乱の一途をたどることになるのです・・・。

というようなことが
「やる夫 サブプライム」で検索すれば、わかりやすく書いています。

  • 回答者:とくめい (質問から4時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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米国の不動産バブル崩壊の事です。

普通だったらローンを組めない人達までローンで家を買えてしまった問題です。
今のうちに家を買っていれば買った価格以上で売れると思われていました。
強欲な人は買った家を担保に二重ローンをしてもう一軒家を買ったりした人までいました。
サブプライムローンは現在の日本の住宅ローンでは考えられない金利もついていた様です。

住宅ブームが衰えた頃、住宅ローン会社がRMBS(住宅ローン担保証券)を売り出し、
利率が高かった為に多くのヘッジファンドや金融機関がその証券を買っていました。
欧州勢も相当数買われていた様です・・・それが現在の金融恐慌の引き金でした。

ですからサブプライム問題から金融危機問題へと発展し金融機関が機能しなくなり、
アメリカを象徴するビッグ3までが破綻の一歩手前に向かってしまった訳です。

すべて連鎖の問題でした。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

アメリカの低所得者に無理に返済できないようなローンを組み
貸し付けたお金が回収できないもんだから焦げ付いてしまい 一大ショックとなってしまいました。

  • 回答者:匿名希望 (質問から4時間後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

信用度の低い人達に貸し付けた債権(住宅ローン)を、
銀行や、各年金などが買っておりました。

信用が低いので、利子が高く儲かると思って
買っていたのですが、信用が低いどころか
文字さえ書けない人達にも貸していたので
米国の利子が上がった途端、破綻しました。
(日本で言うゆとりローンみたいなものです)

それで、各国の銀行、年金機構などが危なくなり、、
現在の状態に、、、なんせ金額が半端じゃないですから。

===補足===
もう1つ書き忘れました。
何故、絶対将来ローンを払えなくなる人まで
金を貸したかと言うと、日本みたいに貸す銀行が
審査したわけでなく、貸した人は債権にして
銀行に売ってしまえばあとは関係なく、誤魔化して
うまく銀行に売り抜けたからです。またそれを格付け会社が
最高ランクをつけいろんなところに売る、、貸付人と格付け会社の
合同詐欺みたいなものですね。

  • 回答者:お助けマン? (質問から3時間後)
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。

米国では労働者階級が日本人庶民には信じられないくらい立派な家に住んでいます。銀行が焦げ付くのはわかっていながら低所得者に多額の貸し付けを行いました。通常の住宅ローンの審査には通らないような信用度の低い人向けのローンのことです。

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。

比較的低所得者に、サブプライムローン、無茶なローン組ませたわけですね。
金利が高いので、世界中の色々な銀行、企業、団体、国などが直接、間接的に
投資してますからね。

「サブプライムローン」が焦げ付くと、世界中の色々な銀行、企業、団体、国などが
真っ黒こげになるわけですね。

  • 回答者:? (質問から58分後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

サブプライムとは、サブプライム・ローンのことを指します。
サブプライム・ローンは、アメリカの住宅ローンの一種で、
収入の少ない人でも借りられる住宅ローンでした。

サブプライム・ローンが世界中に大きな打撃を与えた背景には、
 ・サブプライム・ローンの金利のシステム。
 ・サブプライム・ローンの証券化。
があります。

まず、サブプライム・ローンの金利のシステムについて。
この住宅ローンは、はじめのうちは金利が安く、数年後に金利が上がるという契約になっています。
そのため、上昇する金利にローンの返済ができなくなった人たちが、多く発生しました。
これにより、住宅購入資金を貸し出した金融機関は、そのお金を回収することができなくなります。
こうして、サブプライム・ローンが不良債権化します。

次に、サブプライム・ローンの証券化について。
住宅購入資金を貸し出した金融機関は、ローン返済で受け取る金利を証券化しました。
例えば、「A住宅のローン金利(毎月10万円)を30年間受け取れる権利」として売り出します。
世界中の投資家は、サブプライム証券を我先にと買いました。
毎月10万円ですから30年で3,600万円です。例え1,000万円でも買う人はいます。
こうして、サブプライム証券は世界中に広がります。

サブプライム・ローンが不良債権化してしまうと、サブプライム証券を買った人は困ります。
ローンが支払われないので、証券を持っていてもお金は入ってきません。
1,000万円払って購入した証券はもはや紙クズ同然です。
さらに、サブプライム証券を発行した金融機関も、住宅の購入資金が戻ってこないので大きな負債を抱えます。


このようにして、各金融期間や投資家が大きな負債を抱えることになります。
中にはリーマンブラザーズのように破綻する企業も出てきました。
さらに大手の金融機関でも倒産することを見てしまうと、銀行はお金を貸し出さなくなります。
(貸した金が返ってこなくなるのが怖い=信用不安)
銀行から運転資金を借りていた企業は、資金が無ければ仕事ができず、倒産してしまいます。
倒産した企業と取引していた会社も、当然のように打撃を受けます。
また多くの企業が破綻すれば、そこで働いている人も職を失います。
職を失えば給料が入らなくなるので消費が冷え込みます。


こうして、金融期間、不動産だけにとどまらず、様々な業種の企業が影響を受け、
世界中の景気が悪化してしまったというわけです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から53分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

”プライム”は「一番の」というような意味、
”サブ”の接頭語で打ち消しているので、この場合は「2番手以下の」ということになるでしょうか。
従ってサブプライムローンは「信用度が高くない顧客に対するローン」となります。
非富裕層に対する住宅ローンとして利用され、最初は利率を低く設定するが段々と利率が上がっていくハイリスクハイリターンなローンです。
アメリカでも好景気が続いていて地価も上がっていたので、利率の上昇は地価上昇と相殺できると説明されていました。
しかし、実際には上昇した利率では支払いができなくなってしまったり、地価も停滞して、担保不足の不良債権と化してしまいました。

サブプライムローンを提供していた金融機関はこれを証券化して金融商品として世界中にばら撒いていたので、騒ぎは米国だけではなく、この商品を買っていた世界中の金融機関に影響を与えることになりました。

一番大きな影響は、金融機関同士が疑心暗鬼に陥り、信用収縮が起きて世界的な金融市場の停滞をまねいてしまったことです。
これが原因で株の暴落、極端な為替変動、不況となっています。

  • 回答者:ふみ (質問から45分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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