すべてのカテゴリ » ニュース・時事 » 経済

質問

終了

サブプライム問題による世界同時株安が進行中だとニュースで聞きますが、
そもそも、この「サブプライム問題」というのがよくわかりません。
経済とか金融について何も知識が無いので、小学生でもわかるくらい
簡単な説明をしてもらえると嬉しいです。

  • 質問者:ひよの
  • 質問日時:2008-01-23 15:04:33
  • 0

アメリカに裕福ではないキツネさんがいました。
そのキツネさんは、前々から家を欲しいと思っていました。
でもキツネさんの給料は少ないので、毎月たくさんの支払いが出来ないため家をあきらめていました。
そんなキツネさん達向けに、クマさん銀行が最初の数年間は毎月ほんの少し支払うだけで家を買える「サブプライムローン」と言う低金利なローンを作ったのです。
キツネさんは数年後に跳ね上がる金利など考えもせずに、今買えるのならと大喜びでクマさん銀行でローンを組み家を買いました。
新しい家に住み満足しているキツネさんに、「その家を担保にお金を貸しますよ」とウサギさん銀行が言いにきました。
え~っ!夢だった家も買えたのに、お金も貸してくれるんだぁ~
と、目先のお金に釣られて、そのお金でプラズマテレビと乗用芝刈り機も買って燃費の良い日本車にすればいいのに、ただデカイという理由でハマーH2も買いました。
不動産バブルはいつか弾けるのは当たり前で、だんだんとアメリカの景気も減退してきて、おまけに原油高!キツネさんは減った給料のなか毎月の支払いのためハマーもテレビも売っちゃいました。焼け石に水。
こんな貸したお金を返せない人が増えて、自分の銀行が倒産の危機になったウサギさん銀行はキツネさんにも容赦ない取立てをし担保の家を差し押さえました。
ウサギさん銀行の支払いは返したのに、キツネさんには、ない家のローンを払い続けるなど不可能で自己破産しました。
キツネさんに自己破産され、家もウサギさん銀行に先に差し押さえられたクマさん銀行は巨額の不良債権を抱え今にも倒産しそうです。
これが現状のアメリカのサブプライム問題です。現在でも返済できず自己破産者が日々増えているのに、もうすぐ金利が上がる数年が経とうとしています。まだまだこれからでしょう!
 おしまい。

  • 回答者:じろ (質問から2日後)
  • 0
この回答の満足度
お礼コメント

じろさん、楽しいお話をありがとうございます。
私は大人ですが、経済の問題はよくわからないので、「小学生でも…」と
お願いしたのですが、こんなに楽しいたとえ話を作ってくださるとは
思ってなかったので少し感激しました。低金利だからと安易にお金を借りた
キツネさんも駄目な子ですが、将来のことも考えずにお金をどんどん貸し出した
クマさんやウサギさんの銀行にもかなり責任があるように見えますね。
他の方々の説明と合わせて、サブプライム問題の内容がよくわかりました。
答えてくださった方々、本当に有難うございました。

並び替え:

一言で言うと、米国版住専問題。(ちょっと違うか・・・。)
ああ、ごめんごめん。こんな事言っても余計に判らないか~・・・。
サブプライム問題って言うのは、相談者みたいなお金周りの知識が無い人に
頭のいい金融屋さんが漂白された口もんくで高利でお金を貸しました。
「お家買いましょう!月々の家賃と同等の金額で。」と言って。
で、その貸した金をこれまた頭のいい数学屋さんが頭をひねって考え出した
高等な数学式を使って貸した金をミンチ状してして、元々は何?って位に
色んな種類の金融商品に加工したんだ。証券化商品って名前に化けて・・・。
本当だったら、借りた人がみんなお利口さんにして毎月コツコツと
お金返してれば問題は無かったんだけど、でもでも実はお金借りるときに
と~んでもない指切ゲンマンさせられてたんだよ~。
それは何って? それは何年かしたら「貸した金の金利、2倍位にするぞ!」
実は借りた可愛そうな子羊ちゃん達は殆どは聞いてなくて・・・。
そんな事態もいざ知らず、金融屋さん達は狼の如く「返せ、コラ!!」と。
それで皆「もう返せません!」ってせっかくの我が城とバイバイしちゃったの。
で、金融屋さん達はみんなのお城を手には入れたものの売れない・・・。
売れない物をごっそり抱えた金融屋さんもこれまた困っちゃったの。
なぜって?ミンチにした金融商品を売ったけれど、
その中身が実は腐ってしまったの。債務不履行って言う名前で。
それでそんな加工された金融商品を買った自称プロの人達だってそりゃ大変。
なにせ、そんな人達も「美味しい思いが出来るかな?」と思ったら、
自分たちの懐具合にも係わって来るほど大損害を被ったの。
で、プロも何とか損を「穴埋めせねば!!」とばかりに手持ちの虎の子を
ワッショイ・ワッショイとばかりに売っぱらったんだよ!!!
それが少量っだったら良かったんだけど、それがまた半端じゃない位多いの!
おまけに一つの国だけじゃ無かったんだよ~。ワールドカップだよ!!。
で、結果はまぁニュースとかで見聞きするような有様なんだけどね・・・。
で、ここで教訓。「借金する時は眉つばモンで!」「尾張人を見習え!!」
もし最後まで読んでくれたら、ありが。とう!

  • 回答者:jyuninho (質問から3日後)
  • 0
この回答の満足度
お礼コメント

jyuninho さん、正直に言うと、内容は難しい言葉と簡単な言葉が
ごちゃ混ぜになっていて、少し難しかったです^^;
でも、おおまかな内容は皆さんが説明してくださっているような感じですよね。
「証券化商品」とか、初めて聞く言葉があって、とても勉強になりました。
ネットで意味を検索してみようと思います。
テンポが良くて楽しい回答をありがとうございました。

わかりやすく簡単に、なぜ株安になるかと言うと、先に御三方が書いてくださっているように、金融機関や会社に借金が増えることにより、当然個人の給料に跳ね返ってきます。そうすると、【物を買い控える、物が売れない】⇒【そこで働いている人々の給料が減る】⇒【物を買い控える、物が売れない】というようにどんどん波及していくので、そうなってしまってからでは損失が大きくなるので、損失をなるべく小さくしようと今のうちにどんどん株を売っているからだと思います。そして株価が安くなると、会社の資産が減るので、例えば会社がコピー機を買い換えようとしていて、そこに大きな株安が来ると、じゃ~今はこのコピー機はまだ買い換えるのはよしておこう。という風に、買い控えの傾向が強くなります。コピー機1台を作るのに、いろんな部品やらなんやらで、たくさんの企業が関わっていますから、全体的な株安はこういったところで影響してきます。これがサブプライムローンによる問題だと思います。

  • 回答者:T33 (質問から3時間後)
  • 0
この回答の満足度
お礼コメント

T33 さん、ありがとうございます。
株安になる原因については、他の方々の説明になかったので勉強になりました。
株が安くなるのは、金融機関や会社の株が安くなることをみんなが予想して
売ってしまうから、なのですね。株の仕組みはわからないのですが、なんとなく
値下がりしている理由がわかりました。どうもありがとうございました。

そもそも【サブプライムローン】というのは日本語で
【低所得者向け住宅ローン】というものでアメリカに
住んでいるほかの国からの移民などで給料など収入が
低い低所得者でも家を買える制度でした。
ではなぜ問題化したかというと色々な理由があります。

【サブプライムローン】がはじまった時は家や土地の
価値が上がっていて将来ローンが払えなくても家など
売れば払える更にお金が手に入ると思われていた点。

【サブプライムローン】は最初の数年まで低い金利で
その後から金利が10%程度に上がるのだがローン会社
は詳しく説明はしなかった所が多くまた借りる人には
移民で英語が読めないのに契約する人が多かった点。

ローン会社は【サブプライムローン】を証券化して、
各国の証券会社や銀行などに売るのですがローン会社
の中にこの制度を悪用し自社の利益目的だけに価値の
無い将来不良債権化しそうな証券を多く売った点。

そして【サブプライムローン】の金利が跳ね上がって
返済不可能になり家などを売ろうにも買ったときより
家などの価値が下がり売れなくなり証券が不良債権化
その不良債権を多くの銀行や証券会社が保有していた
ので損が出て業績悪化、特に大手の銀行や証券会社は
経済に与える影響が強いということでこのような結果
になったと思われます。

【サブプライムローン】
例)500借りて3年目までは金利は10(2%)でいいよ
  4年目から金利は50(10%)払えということです

過去に日本であった住専問題と少し似ています

  • 回答者:食欲魔人 (質問から3時間後)
  • 0
この回答の満足度
お礼コメント

簡潔でわかりやすい説明をありがとうございます。
本当は食欲魔人さんの説明が一番よく理解できたのですが、
今回は、「小学生でもわかるくらい簡単に」とお願いしてしまったので、
申し訳ないのですが、じろさんの方に決めさせてもらいました。

食欲魔人さんの説明を読んでから、じろさんのお話を読むと、
問題点が具体的にイメージできて、とてもわかりやすかったです。
本当にありがとうございました。

私も詳しくはないが、サブプライムローンと言う低所得者向けの住宅ローン(最初は低金利だが、後から金利が上がるらしい)が、アメリカの住宅バブルの崩壊でローンが返せない人が多くなって(買ったときよりも高く売却出来るバブル期には、最悪、住宅を売却すれば良かった。しかも、利益も出たかも)、焦げ付いた言うことです。かつての日本の土地バブルの崩壊と同じようなものだろうな。

  • 回答者:シティー (質問から27分後)
  • 0
この回答の満足度
お礼コメント

シティーさん、一番早い回答をありがとうございます。
日本の「土地バブル」というのは聞いたことがあります。
同じような問題がアメリカでも起こったんですね。
日本のことをもっと勉強していたら、こんなことには
ならなかったのでしょうか…。

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ

一覧を見る