まず、その友人は誤解しているか、意識的に履き違えているものと考えます。
賞味期限とは、指定方法で保存してあれば「その日付までは味が変わらず食べられる」という意味です。一方、消費期限は「その日を過ぎると食べるな」という意味です。
発音ではわずかに異なるだけですが、このように全く意味が異なります。判っていれば自分で判断すれば済むことではあります。
もっとも、昨今は自分で判断するのが面倒な人が増えたのでしょうか。冒頭の友人と同じ思考回路の人を私は数人知っています。とはいえ、私の周りでは極めて少数派です。
テイクアウトを含め、市販品の調理済み食品の賞味期限は「真実より短め」に記載する業界習慣があります。そうする事で、早めに消費する意識も働きますが、何より、急激に味が落ちる日は個々の商品によって差が出るので、その差より明確に少なく表現することで、個々の品質差を吸収していることによります。
よって、2~3日ぐらい賞味期限が過ぎても「実は同じ」という商品は少なからず販売されています。工場で大量生産されるスナック菓子の場合、月単位で少な目に印刷されている商品さえ存在します。
そういう現実を把握しているので、私は明らかに腐敗臭のような感覚がなければ、特に気にせず食べています。