さだまさしさんの小説はいかがでしょうか。
そんなにたくさんはありませんが、
「精霊流し」は彼の生い立ちにほとんど基づいている作品ですし、
映画になった「解夏」も秀作だと思います。
また、彼の曲が絵本になったものがありますし、
(有名な「償い」とか)
さださんご自身が書いた 「おばあちゃんのおにぎり」「ふうせんのはか」は
子ども向けですが、彼のエッセンスをよく表した作品だと思います。
芸能人の書いたものと思って読むと、その完成度に驚かされます。
多作で有名なのは、三浦綾子さんです。
有名なところは、「氷点」「塩狩峠」「道ありき」「母」「銃口」などですが、
その他、短編、中編、たくさんの作品が手に入ります。
「氷点」は最近もドラマになりましたが、
自分の娘が殺され、養女をもらうが、その子は、娘を殺した男の子どもだった、、、
なぜそんなことを、医師である夫はしたのか?
そして子どもが大きくなってから それを知った妻は?・・・・・
総じて三浦さんの作品は「人間はいかに生きるべきか」を追い続け、
それを抜群のストーリー構成で小説にした作家さんだと思います。
お好みに合えばいいのですが。