結婚するまでは、大晦日は普通に自宅で紅白とか見ながら過ごしていました。
除夜の鐘を撞きに行くわけでもなく、初詣も年が開けきって2日頃でした。
結婚してど田舎の主人の実家で過ごすようになり、これまた絶対旅行なんか
行かせてもらえない。何が何でも大晦日~元旦は主人の実家で過ごさねば
なりません。しかも大晦日の深夜に、お風呂に入って身を清め、着物に着替え、
海辺に立つ神社の石段を登ってお参りしなければいけないのです。
当地は北陸です。雪だって降ります。湯冷めするなんて物じゃないです。最初
死ぬかと思いました。田舎の事で着付けしてくれる美容院もないし、夜中に
自分で湯上りに寒いだだっ広い田舎の家で震えながら絹の着物を着るのですから、
離婚の二文字が頭をよぎりました。
それを思えば家族だけで自宅で過ごす今の大晦日は極楽。温泉よりいいです。