サラリーマンの妻です。独身の頃、勤めていたクリニックには厚生年金はなかったので、払っていました。学生の頃は免除申請をし、クリニックを退職してフリーターをしていた時期も、バイト代から毎月支払っていました。
正直還元されるとは全く思っていません。大学の講師からも「あなたたちの世代には還元されない」と言われていました。今は夫の厚生年金なので、国民年金は払っていませんが、支払い義務のある人が支払いに疑問を感じるのもよくわかります。
ただ私は将来的にどうなるかわからないので、とりあえず払っていました。多分今の団塊の世代の方や、今年金をもらっている方たちは、年金を支払っていた当時は年金制度がここまでひどい状態になるとは、全く想像していなかったと思うのです。
同じように今破綻寸前の年金制度ですが、この先どんな奇策で救済策が生まれるかもわかりません。先のことは誰にもわかりませんが、今まで支払っていたという証明ができれば、現状では想像もつかない新制度が生まれるかもしれないと思うのです。そうなったとき、「あの時は年金制度が信頼できなかったから、払わなかったのに・・」という事態になるのが私は怖いので、一応支払っていました。
支払わない選択をする人もたくさんいると思いますし、そういった選択をした人たちを非難するつもりは全くありません。支払っていても、将来の不安が消えるわけでもないので、保障という意味で考えるならば、個人的に貯金をした方が安心ではあると思います。