呼び方の違いだけで全く同じです。
日本に入ってきた明治初期は高級洋食でライスカレーと呼ばれていたものが、戦後の高度経済成長期に「なぜか」カレーライスに変わっています。理由は諸説ありますが決め手はないようです。
俗説である「ライスとカレーが別々なのがライスカレー、カレーライスは最初からかけてある」というのはこの時期家庭ではカレーライスという呼び名が浸透し、レストランでは相変わらずライスカレーと呼んでいたことで付いた単なるイメージです。
カレーが一般家庭で広く作られるようになったのはもっと前、大正時代に軍隊の野戦食に採用されたことがきっかけですし、庶民が気軽に食べるようになったのは明治後期、大衆食堂でも食べられるようになりそば屋でカレー南蛮が出されるようになったため。なので高級さやライスとカレーが別かどうかは名前とは全く関係ないです。
いったい誰なんでしょうね、カレーライスという呼び名をはやらせたのは。
===補足===
個人的には昭和20年発売の「オリエンタル即席カレー」の宣伝キャラバン(昭和30年代まで続いた)
が「ライスカレー」ではなく「カレー」という単語自体を刷り込んだせいではないかと思っています。ライスと分離して、優先度が上がってくっつき直したわけですね。