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質問

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「100万回生きた猫」という童話がありますが、何で自分を大切にしてくれた飼い主に対して愛情がもてなかったのですか?
あと、なんど自分に対して冷たいメス猫を追いかけて幸せになったのですか?
何度読んでも、ただ自分だけが良ければいい猫にしか思えないのですが?

  • 質問者:白猫
  • 質問日時:2008-07-30 05:09:44
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私の解釈ですが、自分を大切にしてくれた人達に99万回愛情が持てなかったという解釈ではなく、全体を「人生というひとつの時間の流れ」と考えます。

誰の人生でも、幼かったり、意地張ったり、気付かなかったり…人がしてくれる好意や親切に素直じゃなかったりすることもあると思います。

何かきっかけがあると、その親切や行為の大きさに気付き「自分もそういうふうにしよう。人の気持ちを大切にしよう」と、つとに思うようになるのだと思います。

あの絵本では、白猫が人生の「気付き」のきっかけであって、そこから初めてねこの人生は豊かになります。そこに至るまで時間がかかったねこは馬鹿であったと。

絵本では死んでしまいますけど、読む人間たちはそこから「ねこの反省」を知り、そうしないように生きるように表現したお話なのではないでしょうか?

白猫が冷たいのは「大切なものは得難い」ということの象徴であり、無理めな女をgetした喜びとは違うと思うのです。どんなに財産があっても買えない、自分だけのオリジナルな幸せ。

おばあさんや大様を愛せなかったのではなく、愛する気持ちを知るまでに「どんなに時間がかかったことか!」ということで、気付いた時には遅かったのだと。

「人生遠回りする」「大切なものはすぐそばにあった」ということの象徴だと私は思います。。。

  • 回答者:nono (質問から7日後)
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色々な解釈があるなあと勉強になりました。いろいろな意見を聞いて、猫をかわいがるのがおばあさんや王様じゃなく、他のメス猫だったら分かりやすいのかも知れないと思いました。

確かに傲慢ですねえ。子供向けじゃないですよね。

あの本は読むたびにいろんな解釈ができます。

多分この回答をされる方も全員感じることは違うんじゃないでしょうか。

読む側の解釈にまかされている感じで、正解はないと思います。

数年経って読んでみると、また違った考えになると思います。

  • 回答者:こね (質問から9時間後)
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20年以上前に友人たちが感動したというので何度か読んだのですがよくわからなかったんです。最近、また売れているというので読み直しました。
他の人の回答で秋葉原の事件の犯人と猫は似ているのかと思いました、そう言う意味で見直されていたのかも知れないですね。
味覚と同じかもしれないです。

自分だけがよければよい。その通りだと思います。私たちみんなそうだと思います
ちょっとだけ違うのはこの猫は冷たいメス猫に何度もアプローチして自分の力を誇示しても振り向いてもらえなかった時、最後は素直にそばにいたいと告白してしあわせを得たところです。昨今自分の思い通りにするためなら手段を選ばない人ばかり。力やお金や自分の立場を利用したりはてはストーカーになったり相手を殺してしまったり。誰だってしあわせになりたいし、自分さえよければいいんじゃないですか?この猫は私たちの代弁者だと思います。でも最後にちょっとだけ変わったんです。だから満たされて生きる意味を見出してだから死ぬこともできた。みんなの本音を見せてくれただけです。この猫は私です。

  • 回答者:sakura (質問から6時間後)
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自分さえよければ他人を傷つけてもいいという事件が多いですね。なんとなくそういう犯罪者をこの猫に置き換えたら、この童話の意味が分かる気がします。いまの時代に合っているから人気があるのかもしれないですね。

この童話を読んだのはもう何年か前なので話のあらすじはっきりとは覚えていませんが、読後に次のような印象を持ったことを覚えています。
この猫は(人の場合でも同じ)他人からいくら愛されてもそれで幸せになれるものではない。
逆に、愛する対象があれば(その対象からたとえ愛されなくても)幸せになることができる。
最後、愛するメス猫が亡くなり、その後この猫はもうそれ以上生を続けることはなかったが、これはもうメス猫を「心から愛する」という「生きる目的」を達成したからこそこの猫は安らかに永遠の眠りについた(つけた)んだと。
つまり、生きる目的、幸せとは「他者を愛する」ことであり、また命は限りあるものだからこそこの愛情もまた光輝くのだと作者は伝えたかったのではないかと思います。

  • 回答者:ある (質問から25分後)
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世の中に色々な人がいるように、好きな相手からは愛されなくても、自分が愛すれば幸せという考えですね。
そう思うと、あの猫を大切にしたおばあさんたちも、猫に愛されなくても、自分が大切にしたから幸せだということかもしれないですね。
白猫は本当の愛を知るために生まれ変わるのかなと思ってしまいました。

いくら大切にしてくれても、人間や組織にまとわりつかれるのがいやだった。
あの猫にとっては自主性が重要。

他人(他猫)から好きになられるより、自分から好きになったという自主性が背景にあり、あの猫はそういう形の恋愛を常々希望していた。

猫型人間のわたしにはとって、あの絵本は心理の細部まで微妙なところまで突いているので、よく理解できる。
感動した!おめでとう!

  • 回答者:チャトラン (質問から15分後)
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あの猫は誰かから大切にされることには、ありがたいと感じなかったんですね。
好きじゃない人に好かれても迷惑なだけですよね。
白猫が自分を本当に好きかどうかは関係ないのかもと思うと少しわかります。

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