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質問

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ハリー・ポッターシリーズの日本語版は誤訳が多いと聞いたので
検索してみて、色々分かりました。
その他に
日本語として読みずらい小説と感じるのですが
どうして読みずらいのか自分でも説明や表現ができません。
読みずらいと思っている方がいるとしたら
なぜ、どこが、どうして読みずらいか教えて頂けますか?

  • 質問者:米つきバッタ
  • 質問日時:2008-07-24 22:37:00
  • 0

私は英語版の方を先に読み始めたので、翻訳本は子供のために買っただけでしたので、実際賢者の石の半分ほどしか読んでません。それ以降も全部英語版で読んだのですが、翻訳本は読んでいるとすごく疲れます。折角訳者さんが丁寧に翻訳されているのに、こういう言い方をしたら悪いのですが、リズムが全然合わないのですね。
松岡佑子さんも以前から何度も仰ってましたが、意訳をしていますってことでしたので、それがあながち誤訳って訳ではないでしょう。ただ、ええ!!って感じの部分はありましたが、そういう問題以前の問題でしょうか。

英語で読んでいると、まるでマザーグースを読んでいたり、気持ちの良い詩を読んでいる感じです。船に揺られてのんびりしているかと思えば、緊張する場面ではゆれてる船がのんびりどころか大波に翻弄されているような感じになってきます。もし、英語だけ読めて意味が分からない人が読んでも、これから先の展開が分かるのじゃないかなって感じがすると思います。

子供に興味を持ってもらおうと思って、毎晩日本語版を読み聞かせをしていた時がありますが、翻訳本は朗読には向いてません。ドラマチックに読みたいのに、なんか息継ぎができない歌を歌わされているような感じでした。英語版だと、もっと感動させられるのにって思ったものでした。
って書いてて、初めて翻訳本を手にした時の印象を思い出しました。
これってハリーポッターの学術書?

英語ってえらそうに言うようで申し訳無いのですが、はっきり言って、根性は要りますが、中学校程度の英語で十分読み進められます。どっちにしても魔法の用語だらけですから、魔法語辞典がなければ何がなにやら状態になりますが、数ページ読み進めると必ずそれが分かるようになっています。そういうのもこの本の魅力ですね。日本人が学校英語でやってきたように、前から順番に訳して読み進めている癖がついていると、魔法用語で詰まってしまいます。たぶん外国のお子さんは、それをスルーして、数ページ読み進めてから、ああそうだったのかって感じですか、汽車のスイッチバックみたいに前のページに戻って読み直し始めると思います。
今手元に現物がないので、(あってもダメか)どこのどういう文章ってのが説明できなくて申し訳無いのですが、もし英語はキライって方でなければ、英語版のペーパーバックス本を購入されて読んでみて欲しいと思います。
ぜったい新しいハリーポッターを知ることができます。

  • 回答者:ミーな (質問から17分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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英語は苦手です。
長年日本に住んでいる友人のイギリス人(正確にいうと北アイルランド人)が言うには
「翻訳し直した方が良い」らしいです。
英語版に挑戦してみます。ありがとうございます。

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日本の小説を外国語に翻訳しても同じく読みにくいものなんです。
ダジャレや言葉遊びはその国の人でないと理解しにくいですよね。
たとえば日本の落語、それを翻訳しても本当のおもしろいところは伝わりません。
(布団がふっとんだ~。これを英語にしても意味わからないでしょ)

つまりこういうことはハリーポッターに限らないんです。

だから本当に原作を理解したいなら原文で読むのが一番です。
ハリーポッターは児童文学ということで翻訳されたので、より子供達にわかりやすく、
かつ、原作にもある程度沿って(フレーズなど)翻訳した結果だと思います。

  • 回答者:おず (質問から15時間後)
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ありがとうございます。

意図的に違う訳をしているのは知っていますが、誤訳が多いというのは初めて聞きました。

ハリーポッターシリーズで言うと、第2巻の『秘密の部屋』に出てくるロックハートの著書は駄洒落が多く入っているので、直訳されてしまうとニュアンスが伝わらず、つまらなくなってしまうのだと思います。きっとフレッドとジョージのやり取りも、直訳では上手く伝わらず、ワケの分からないやりとりになってしまうものがあるのではないでしょうか。

また、私は世界中のことわざを知っているわけではないので、そういったものが日本のことわざや四字熟語で意味が近いものに訳してくれるのはありがたいです。例えば原文では全く違う意味なのが分かった上で見事な翻訳だと思ったのが、『取らぬ狸の皮算用』を『取らぬフクロウの羽算用』としてハリーポッターシリーズならではの面白い訳だと思いました。

また、私は外国語にも慣用句があるのか知りませんが、何かをやめるる時に『足を洗う』とか、面倒な作業を『骨が折れる』などを直訳されてしまったら、物語がめちゃくちゃになってしまいます。それに、もし翻訳本に慣用句が一切無かったら、それはとても読みづらい本になってしまうのではないでしょうか。

なので私は、多少強引で読みづらくなったとしても仕方の無いことだと考えています。バカ丁寧に直訳されるよりも、訳者が作者の意図を読者に伝えるためには仕方の無いことだと考えています。また以上の理由で、日本の作品に比べて海外の作品には、ことわざや四字熟語・慣用句を意図的に入れなければなりません。なので、日本の作品で慣れ親しんでいる表現が少なくなるがために、違和感があり読みづらく感じるのかもしれません。

  • 回答者:髭伯爵 (質問から13時間後)
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意図的に違う訳とは知りませんでした。

児童文学であることを翻訳者が意識しすぎている面があるように思います。
誤訳が多い、というよりは、意訳が多いのかと思われます。それなりに(1年間以上)翻訳に時間をかけていますし、原著を読んで納得しない人が出るのも事実ですが、おおむね児童文学としては間違いではないはずです。

ただし、児童文学を目指しすぎて、日本語のリズムに合っていないとか、そういう面は多いかもしれません。
英語の歌に日本語の歌詞を付けて歌うというジャンルは古くからありますが、たいていの場合日本語だと変です。
日本語が悪いわけではなく、たとえば日本語の歌を韓国語やら英語やらにしても、やっぱり変になります。その場合には日本語の歌のリズムの方がよく感じられます。

翻訳って結局そういうことが発生するのは仕方ないんだと思います。
映画にも、字幕版と吹き替え版がありますよね。同じ理由だと思います。
明確な理由になっていませんが、多くの人が感じてしまうしょうがないものということです。

ただ、これを他の人が翻訳したら、今より目が当てられない事態になることは確実です。
有名外国文学で、複数の訳者が翻訳しているタイトルがについて、訳者の比較しているサイトなどを読んで頂ければ(例:指輪物語)、ハリーの「誤訳」だと言っている部分が実はたいしたことではないことはよくわかると思います。

  • 回答者:ふぁ (質問から27分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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子供も喜んで読んでいるので児童文学としては良いのでしょうね。
私は瀬田貞二さんの翻訳が好きなので、指輪物語の方が読みやすいです。

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