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普天間基地移設問題って何？
移設賛成してるのは、移設反対してるのは、それぞれ日米どちら？
日米で、もめてるの？
賛成者はどこに、どうして移設したがるの？
反対者の言い分は何なの?

  • 質問者：匿名
  • 質問日時：2009-11-03 13:53:34
  • 1

ベスト回答

まず、普天間は周囲が密集居住地なので保安性から移転の必要があるという部分では3者とも一致した見解です
移転先としては沖縄県他地元自治体が県外、事前の案として嘉手納統合案を出しています
国とアメリカ軍は名護市シュワブ沖埋立地に移転することにこだわっています

  • 回答者：匿名 (質問から33分後)
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回答

普天間基地の移設に関しては十数年間に及ぶ日米での協議と政府と沖縄との地道な対話の結果、
・普天間基地のキャンプシュワブ沖への移設
・嘉手納基地以南にある基地の返還
・海兵隊のグアム移転
・嘉手納基地の負担軽減（訓練を嘉手納ではなく別の米軍基地や自衛隊基地で行う等）
等を行うことで最終合意が行われています。

しかし、民主党がマニフェストで県外移設を謳い、沖縄の選挙区で移設見直しを訴えた民主党候補が勝利した事から、過去に合意済みの案件にたいして再検討すると一方的にアメリカに言い出したのが今回の問題です。

アメリカ側としては既に合意済みの内容であり、その通り実現するように予算を組んでいますので、いまさら再検討など言われて困惑している状態です。

日本側としては、防衛大臣は過去の合意内容通りで問題ないとし、外務大臣は嘉手納基地統合にこだわっている状態で、総理大臣は意見が二転三転した後に「現在検討中」を繰り返すだけで思考停止状態。
先日の国会中で岡田外相が嘉手納統合にこだわる理由は、新たに基地を建設する費用が掛からない事と、新基地建設期間がなくなる分移転が早く行われることだと述べています。
しかし、嘉手納基地への統合はかつての日米協議で既に検討廃棄された案であり、その理由は
・ジェット機とヘリを同時運用することへの問題性
・嘉手納基地のさらなる負担の増加
等が上げられています。

沖縄の基地問題は非常にナイーブで、当然無い方が良いに決まっているのですが沖縄という地政学的な重要地点に基地を置かざるを得ないという防衛政策上の問題や、米軍基地で働く日本人の雇用の問題、沖縄の財政が基地があることによる政府からの助成金に支えられているという経済的な問題もあり、簡単にNoとも言えず、ある程度折り合いをつけて我慢してきたという歴史があります。
ただ、中にはそのあたりの事情を完全に無視してとにかく米軍基地を追い出そうという主張の人もおり、現在その勢力が民主党のバックアップで大きくなっていった結果がこの惨状です。

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