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官僚指導の行政について

大変基本的な疑問ですが、三権分立というのが建前ならば、当たり前の事じゃないかなと思うのですけど・・・・

官僚丸投げでなく大臣・副大臣・政務次官が率先してダム建設中止とか特別予選を絞り込むというのは立法(議員)から行政への干渉になるのではないですか?

またこの場合、どういう点について行政が独立しているのですか?

===補足===
大臣は人寄席パンダとして民間から抜擢されることがありますが、殆どが国会議員で総理大臣も国会議員ですから、行政府は与党の完全管理下におかれているように思えます。

司法と立法、司法と行政の距離感に比べたら行政は立法府に従属しているように見えますが・・・・

  • 質問者:社会科が嫌いだった
  • 質問日時:2009-10-13 08:07:16
  • 0

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それを言うなら、日本の場合、内閣(行政権の中核)は国会議員の多数決で選ばれた首相や過半数の国会議員で構成されるのだから(責任内閣制)、行政権と立法権は、機構的に独立しているとは言えない。ちゃんと、独立させるのなら、首相(もしくは、大統領にした方が良いが)は、国会議員とは別の選挙で選び。閣僚は国会議員以外から選ぶべき。(閣僚になった時に、国会議員は失職になるのでも良い。) 後、官僚は、単なる公務員で、試験に通って採用されているだけ。政策の原案を、官僚に丸投げするのは構わんが、最終的なチェックや修正は、国民に選ばれた者(内閣や国会議員)がするべきである。

>どういう点について行政が独立しているのですか?

衆議院には、内閣不信任で総辞職の要求が出来るし、内閣の長である首相は、衆議院の解散権があるということだが、与党が内閣を支えているので、通常、衆議院の内閣不信任は、要求しても否決される。解散総選挙したい為に、わざと与党も賛成に回る事もあるが。したがって、与党と内閣は、独立どころか、一心同体である。

この辺りの憲法は変えるべきだと思う。ズバリ、首相公選で良いと思う。(よく考えたら、大統領制は不味い。国家元首が、天皇とぶつかってしまうので。)

===補足===
あなたの質問は「立法府から行政への干渉は有るか?」と言う事では? で、私の回答は、一言で言って、「強い干渉がある。」と言う事です。繰り返すようだが、日本では行政のトップの内閣が立法府の与党から派生したものなので、仕方がない事。もっとも、アメリカとか他の国の三権分立の機構を採用している国でも、立法府から行政への干渉が全くないかと言ううとそうではない。三権分立はお互いに干渉しないと言うシステムではなく、監視や権限で、干渉出来るシステムなので。

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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

シティーさんの意見はわかりますが、私の質問の回答にはまるでなっていません。

行政と立法が癒着していると言うことですね?
少なくとも、司法と行政、司法と立法との距離感に比べたら一心同体に見えます。

補足に関して
う~ん・・・・やはり求めている回答から若干ずれています。
最初の質問は、良い悪いは別として(立法府与党の従属でなく)官僚主導の状態の方が三権分立の精神に近いのではないか?ということです。
国会が法律を作り、行政は法律を施行するが立法府の家来でない。

二番目については
>三権分立はお互いに干渉しないと言うシステムではなく、監視や権限で、干渉出来るシステムなので。
行政側から立法府へはどういう干渉や権限があるのか?という質問です。
国会で作った法律は忠実に施行するが、官僚指導で立法府に法律を提案するのが行政府だとか・・・・

大臣の所属する内閣は行政府に該当しますので行政干渉には該当しません。

===補足===
コメントからの回答です。

立法から選ばれた国会議員は国民から選ばれた人です。
日本の三権分立は国民主体の国家という観点から立法優位な三権分立と私は考えてます。
従属という視点から、国民から選ばれた人たちが国民から選ばれたわけではない人たちが実際に国を動かす権力でもある行政権を監視していると視点を変えてみてはいかがでしょうか?

立法を執行するのが行政です
それをしっかり執行されているか管理し
国民のためになっていなければ修正させる
ここが機能しなかったが為に、自民党独裁のころに天下り天国だったりして
行政権が役人の私利私欲の為に利用されたりしたと認識してます。
ですから、私には現在の姿が健全な姿に見えています。

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

もっと詳しく説明してください。

大臣は人寄席パンダとして民間から抜擢されることがありますが、殆どが国会議員で総理大臣も国会議員ですから、行政府は与党の完全管理下におかれているように思えます。

司法と立法、司法と行政の距離感に比べたら行政は立法府に従属しているように見えますが・・・・

補足感謝です。
ですが厳密にはまだ十分納得できたわけではありません。
望ましいか否かと言う点では、従来の官僚主導の行政より今の方が良いと思います。
しかし、三権分立が確立しているとは言いがたいなあと言う印象をもっています。
いわば、好ましい形で三権分立を無視しているというのが正直な感想です。
中世の王で君臨すれど統治せずとか、民の暮らしのために心を砕いた名君がいたみたいですが、そんな好ましい専制政治と同じという印象です。

シティー氏がいうように、行政府の独立性を保つならば、各省の長は与党の議員でなく民間から抜擢するか事務次官が大臣となるべきで、立法府は法律の制定以上の干渉をするのは三権分立に関しては憲法違反ではないかと思います。

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