中島みゆきの『異国』です。
「自分にはふるさとがない、どこもが異国」という内容の歌です。
私も子供の頃から転勤が多かったため、ふるさとと思えるようなベースがありません。さらに、日本ですら国籍はあるものの、単にお金を稼ぐための出稼ぎ国と思っており、他国に移住したいといつも考えています。私にとってはどこも仮の宿であって「異国」としか感じられません。
歌詞に「百年してもあたしは死ねない あたしを埋める場所などないから 百億粒の灰になってもあたし 帰り支度をしつづける」というリフレインがあり、疎外された者の哀しさを感じます。
私はもう「帰る場所などいらない。灰になったら海か宇宙に散骨だ」と開き直ってしまいました。