こうした昔からのしきたりのようなものは「数え年」で行うのが基本です。最近は満年齢で済ますことも多くなりましたが。
そもそも数え年というのは、昔は「0」の概念がないので、生まれたときは1歳なのです。現在のように初めて迎える誕生日までは0歳ということはないのです。もうひとつ数え年で一つ年をとるのは正月です。誕生日に年をとるのではありません。地域によっては大晦日の食事を「年取り」ともいいます。これを食べた翌日の元旦に一つ年をとるのです。
したがって、数え年でいうと。あなたのお子さんは秋生まれですから、生まれたときに1歳です。次の元旦に2歳です。ですから、満年齢でいえば、4歳で七五三ということになります。
こうした昔からの習わしは、昔のやり方でいった方がよいと思います。
蛇足になることを恐れずにさらに一言付け加えるならば、この場合の正月は旧暦によるものなので、現在の「節分」がそれにあたります。昔の暦や占いの一部では、現在の1月生まれは前年生まれとして処理することもあります。ですから、数え年の一つ年をとるのを「節分」としてとらえる場合もあります。