昔は兎に角、壊れない物を作らないと消費者からのクレームが大変でした。
それと本当に昔の物はって真空管を使ってた頃は、内部の電圧が、100V以上です、2~300Vないと真空管が動作しないって言うのもありますが、その分は、外部からの静電気/落雷等には強かった。
で、次にトランジスタが出来、使用電圧が、12~24Vに下がりましたが、まだまだ内部の部品は大きく、全て基盤に穴が開いており、そこに部品を差し込んでの半田付けで固定、この頃から半田と部品の外れが時々発生するようになりました。これが約30年くらい前かな??
電源を入れるとすぐに見れるようになった時代です。
更に時代は進み、トランジスタからICに置き換わります、ここで内部電圧は基本5Vとなり、部品も合わせて小さくなって行きました。
当然、雷等には弱いです。これが25年くらい前だったと。。
その次に消費電力が多いから少しでも減らす為に、ICが電流で動作のものから電圧動作のものに変わり、流れる電気が少なくなると同時に部品が更に小さく、そしてICも個別機能から、集積されたものに変わり、また小さくなって基板の表面に部品を乗せる時代となり、1個の部品が数ミリと、、これで更に静電気等にも弱くなっています。15年くらい前かな?
で、今は携帯電話であの機能の時代、部品も息を吹きかけたら飛ぶサイズです。中を見てみ何も入ってないと思うほどです。
でも、使い方/環境は相変わらず一緒、、
つまり、ここで、メーカーは製品の耐用年数を設計思想の中に入れて設計、試験をします。
当然、部品の集合体ですから各部品の良否等にもより、当り/外れは出ます。
それと、10万以下のものは全てが、中国/ベトナム/マレーシア等での生産となっていますので、安くする努力と製品を良くする設計のジレンマも。。
客は安い物を希望、それに合わせて作らなければなりません。
メーカーから見る、今の客は最終顧客ではなく、量販店であると言う事も理解しておいてください。量販店の言う製品を作らないと、店には並ばないのです。メーカー責任と共に量販店にも大きな製造責任があります。
量販店は、そんな責任は無いって言うでしょうが、ここも問題点の一つ!
製品の流れから記載してしまったので、とてつもなく長くなってしまいました
が、省エネ/小型化/外国での生産/量販店からの仕様、これが今の実態、長くは持ちません。設計年数で壊れます。