数年前のことがありますから、なるべく安静を保ち、早く受診して下さいね。
昔は、妊娠検査薬というものがなく、後継ぎであるかもしれない子供を身篭ったということがあり、嫁ぎ先の義母にだけ妊娠の可能性があることを話して、実家は勿論、義父や夫にも内緒でこっそりと産婆さんを尋ねて、妊娠が判明してから義父と夫に報告して、腹帯を巻いてから義母から実家に知らせていました。
近代になって核家族化してからは、妊娠の可能性がある時点で夫に話しますから、受診に同行する・してもらう女性が多くなり、判明してすぐにそれぞれが両親に報告するようになりました。
現在は比較的高齢出産が多く、羊水検査の異常から人工妊娠中絶を選択せざるを得ないとか、各種流産の可能性が高い女性が多いことから、マタニティガードルの着用の頃に報告する御夫婦が主流となっています。
でも、性教育や妊娠・出産に関わる立場からアドバイスをするとしたら、早く受診して妊娠を明確にして、検査結果が出た時点で報告してほしいのです。理由は、前回の二の舞をしないように、安定期に入るまで御両親に生活上の支援や協力をしてもらうのが最善だからです。
悲しませたくない気持ちは汲み取れますが、それよりも親として子供を守ることが最優先ですよ。