最近の私は、無駄を省くというより、遊び(「楽しく過ごす余暇」の意味での「遊び」という意味でなく、「有余」の意味での「遊び」)を入れるようにし始めました。
基本的に無駄遣いは好きではないです。たとえば、使っていない部屋の電気はすぐ消す、水は出しっぱなしにしない、など、生産性のない経済的に意味がないことは積極的に省きます。
しかし、何でもかんでも省くことが、よいことだとは思っていません。最近、「遊び」で得たものをあげてみます。
・いつも歩く道を使わずに別の道を使いました。すると、ちょっと小さめの食料品店を見つけました。その店は、地元産の野菜を安く売っているお店でした。普段使う道と大して変わらない(少し遠いだけ)けど、よい店が見つかったので、そこで物を買うことが増えました。
・図書館で本を借りることがありますが、よい本と思えば買いに行きます。読み返したいと思うことがあると思うので。もちろん、もう一度借りに行ってもよいのですが、手元にあってすぐ読めるほうが重要なので。
・果物をたくさんもらったので、せっかくなので大家さんにおすそ分けしました。普段は、めったに会うこともなかったのですが、おすそ分けで少し大家さんとの距離が縮まりました。その後、家族が体の不調を訴えました。緊急ではなかったのですが、病院にかかる必要が出てきました。しかし今の住居に住んでて近所のよい病院を知らなかったので、大家さんに相談したらよい病院を教えてもらいました。地元に住んで長い大家さんでしたので、確かに良心的な病院でした。
まあ、「遊び」に対して必ず見返りがあることを期待しているわけではないですが、何でもかんでも無駄を省くのもどうかと思っている次第です。まあ、一言で言えば、「目先の小銭を追ってよいものと、そうでないものがある」といったところです。