質問から31分後の回答者「匿名」さんのご意見に1票・・・。
結構厳しいご意見の方が多いようですね。
「40過ぎて何言っても無駄」
「人事権をもってる人に言って、異動」
「褒めてはあげるけど、ミスったら減給」
なかなかシビアです。でも、私はこういう意見は、あまり好きになれないです。
結果をデジタルに評価しているに過ぎないと思ってるので・・・。
ケアレスミスって、ミスをした本人が一番ヘコみます。
余程鈍感な方でない限り、深く反省はするんです。
これを繰り返してしまう原因は何か?ここに手を入れて一人前にするのが上司の仕事なんじゃないの?と思います。「叱る」という方法も手段のひとつでしょうが、打たれ弱い人、過剰にプレッシャーを抱いてしまうタイプもいますので、そういうタイプには向かない・・・これを上司なら気づいてあげなきゃいかんのではないでしょうか?
私の場合、主に企画書の数字を組み立てる上でやってしまったことが多いんですが、今はそうでもない・・・と言えます。これは経験値が上がったということもあるのですが、振り返ってみるとミスの原因は精神的なプレッシャーと時間的余裕の無さ・・・これが原因だったような気がします。
緻密な企画書をタイトなスケジュールで求められるときは、できあがったものを十分にチェックする余裕すらなく上司に提出せざるを得なかったのですが、なぜそういうことになるかというと、上司から急かされていたから・・・というのが一番です。
上司には上司の立場やスケジュールもあるんでしょうが、トップに対してイエスマンの上司だと、気安く請け負って部下に丸投げして、出来上がったものにケチをつけるところから仕事を始めます。そういう上司に限って、ミスに対する嗅覚が働くんですけどね(苦笑)。
でも、そういう状況って・・・こんな状況に例えられませんか?
「はじめて走る道で車を運転していたら、後続の車がピッタリ後ろに張り付いて、パッシングしたり、クラクションを鳴らしまくる。焦った前の車が操作を誤って事故る・・・」
こんな状況になったとき、確かに運転をミスしたドライバーも悪いけど、原因を作ってるのは、煽った後続車ですよね?
つまり言いたいのは、ミスを繰り返す部下への「仕事の与え方」です。
ミスをしたら叱る・・・これは当然です。でも、叱るときの方法論が「君はケアレスミスが多いから、ちゃんと確認してくれ」では、その部下のミスは減らない・・・と思うんですよ。言い訳でもl構わないから、ミスの原因をちゃんと聞いてあげることから改善への歩みがはじまるんじゃないでしょうか?はじめのほうでも述べましたが、ミスした部下だって反省はしてると思うんです。でも、言い訳もあると思いますよ。
その人にとっては、業務量が多すぎて、十分なチェックをする余力がない・・・ということなら、「スキルを上げるための方法論」とともに「その人に与えている業務量と内容の見直し」の両輪で進めていかないと、部下を腐らせるだけで終わってしまいそうな気がします。
長々と書いてきましたが、かつて上司から「バカ!」「アホ!」「お前の頭、どっかネジ外れてんじゃねぇか?」と罵倒された経験があるものですから、そういう経験を持つ者として、回答させていただきました。
===補足===
補足を読ませていただきました。
なるほど・・・、これをお読みしますと、反省の色が見えないタイプ・・・と見受けられますね。質問者様ご自身の業務経験を踏まえ、業務量と時間的な猶予を考慮しても・・・ということなのですね。少々、誤解がありまして、申し訳なかったです。
あの・・・誤解しないでくださいね。質問者様の力量不足を指摘したつもりではではないんです。自分の回答を読み直すと、仰るように、そんなニュアンスになってしまっている部分があったな・・・と反省しております。
さて・・・そういう前提を踏まえますと、その部下の方は「とにかく仕事をやっつけてしまえば良い」という、あまり仕事に執着力を持たないタイプなのかもしれませんね。本人の責任感に問題がありそうです。知識はあるから、口も達者・・・となると、基本的には、仕事への責任感以外の部分では私に近いタイプの方かも(苦笑)。
知識がある部下は、それに比例してプライドも高いので、「けちょんけちょんに叱る」というところまで追い詰めるというのもひとつの方法。ただ、これは本人を腐らせる可能性があるので「賭け」に近いです。
その前で何とかしたいと思うなら・・・ケアレスミスを防ぐ方法は、チームを組ませて、複数の人間の目でチェックを行なうように仕事のルーチンを変更することです。ミスした本人は、一発で「できた」と思って満足しますから、その先入観がチェックを甘くしてしまいます。
業務配分を「個人」から「2人1組」のチーム式に変更することにより、相互チェックが働きますので、ケアレスミスの確率は減るかと・・・。但し、この方法も諸刃の剣の部分はありまして、問題の部下の方の依存心が強まる恐れがあり、そのしわ寄せがチームを組ませたパートナーにいくかもしれませんので、チームを組ませるに当たって両者をそろえて面談して、相互の役割分担を線引きしてあげたほうが良いでしょうね。
人的余裕がそこまでない場合は、そこまでできないでしょうから、これはもう本人にスキルアップしてもらうしかない。面談を通じて「40歳近いお前さんが、これだけつまらんミスを繰り返す以上、今度からミスの回数に応じて、直接的に査定に影響させる」ということを通告して、これを質問者様の上司にも報告しておくくらいでしょうね。査定する上で、「自分はこの部下に対して、こういう基準の査定項目を追加することによって、部下に奮起を促したいと思う」ということを伝えておくべきでしょうね。勝手にやると、部下のほうが質問者様を飛び越えて、上司や人事担当に駆け込むこともあり得ますので・・・。
以上、本文並みに長い文章になってしまいました。
他人事とは思えないので、ちょっと熱を入れすぎたかも・・・。
気分を害されたようでしたら、ごめんなさい。