暖房、という言葉自体が、冷房に比べて一般的ではなかった頃の話ですね。
クーラーに関してはとても画期的という形でしたが画期的という暖房自体は
さほど無かったからだと思います。
火鉢の時代から始まってストーブにしてもホットカーペットにしても、冷房ほど
身体に良くないと言ったことが無かったので、一般的ではなかっただけです。
ストーブに関しては大概のお宅で薬缶をかけたりしていましたので、体調を
言うならストーブがあったほうが良かった時代が長かったのです。
空気が乾燥して咽喉が痛む、風邪をひきやすくなる、などの言葉はまだまだ
新しいからです。勿論今では暖房(主にエアコン)を効かせ過ぎるとよくない、
と言います。ファンヒーターも換気をしなければ風邪の元です。
もう少し年月が経てば、我々ファンヒーター世代が「暖房の効かせ過ぎは注意
しなさい」と言い出すでしょう。しばらくお待ちください。