紙幣用の原料は、普通の紙製品のための木材と異なる種類の植物が使われているので、紙の節約にはあまり関係ないと思います。そもそも植物由来なので、植林により再生産が可能なので、エコにはならない可能性もあります。一方、電子マネーを実現するには、リーダ・ライタなどの社会インフラのためのコスト、電子マネーのカード自体の製造コスト(プラスチック等)を消費するので、エコと言えないと思います。
縮小とは言わず、紙幣・貨幣を全廃すれば、別のメリット(とデメリット)が出てくる可能性があります。メリットは、脱税やマネーロンダリング、地下経済が壊滅的なダメージを受ける。デメリットは、個人の消費指向が一元管理できてしまう可能性があるなどが考えられます。また、実体が目に見えないものになってしまうので、情報事故でデータが消滅したら、復活できないという事態も想定されます。