本能です。DNAにプログラムされているのです。
といってしまえばそれまでですが、
子孫を残す気のない人の遺伝子はそこで途絶して、
子孫を残す気のある遺伝子が生きながらえるのでしょう。
いままでは、災害や飢餓、大きな気候の変化に耐えた生物の遺伝子が生き延びてきたのですが、
そうやって、太古の昔から遺伝子は伝えられてきたと。
だから、
ある種の人間の理性が、子孫の拒否をのぞむなら、
その種の理性をもつ人間が絶滅するのでしょう。
#そういう考え方をしない人間の子孫は生き延びる。
未来を信じられない悲観的な考えを持つ個体が自滅し、
未来に希望を持つ個体の子孫が生き延びて未来を作る。
うまくできているではないですか。
ただ、余談になりますが、
「子孫を残したくないおれたちは絶滅の道を辿っている」と気づいた
その一部の人間たちが、
「自分たちだけ滅びるのは嫌だ。おまえたちもいっしょに滅びろ!」
とばかりに、核を発射するなどという
半ば自暴自棄の巻き添えを食らって、未来に希望を持った人間も、
#何の関係のないあまたの動植物も、すべて
死に絶えてしまう...
なんてことは考えたくありませんね。
完全に脱線で申し訳ないですが、
そういう、自分が死にたいから無関係な人を道連れにしよう
#そのくせ、そういうやつに限って結局自分だけは生き残ってる。
などと考える輩が最近日本にも増えてきているような気がして怖いのです。
まるで悲観主義の人間の理性は、DNAに喧嘩でも売っているようです。
どんなに厳密に交通ルールを守り、注意を払っていても、
酒酔い暴走トラックに引かれて死んでしまうことがあるように、
他人を尊重しない輩の意思は、周りごと破滅に巻き込む強い力を持つのですね。
悩み中さんの人類絶滅の心配とはちょっと理由が違いますが、
私も、そういう観点から(人類だけでなく地球の)絶滅を危惧しています。