与党にとっては任期一杯引き伸ばすのが最善ですが、その間短期政権が続いたので選挙時の小泉内閣も含めると総理が四人代わっています。本来は政権が変わったら国民の信を問うべきなのですが、前回勝ち過ぎたためなかなか踏み切れないでいるのでしょう。
それはともかく、今回冒頭で解散か?とも思われたのですが、まず補正予算審議に入る(ここで不信任が出たら「野党は国民の生活より政局が大事なのです!」と叫んで解散)ことになりました。
与党的には、ここで野党に反対のための反対をしてもらって(ここで「野党は国民の(以下略)」)解散したいところですが、反面野党がもっと良い対案を出してきたら選挙で勝てないので迷っている最中というのが現状なのでしょう。
場合によっては振り上げた拳の下げ場がないまま国会会期終了後になんとなく解散総選挙になる可能性もあります。
要するに、総理本人が力説するほど解散時期の主導権を持っているわけではないのです。
個人的には、折角世襲総理なんですからおじいさん同様政権を投げ出した細川元総理同様、おじいさんに倣って「バカヤロー解散」でもしていただけたらと思っております。