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不祥事のもみ消しや天下り・無駄遣いなど、不適切な行政はだれでも自由に指摘できるはずです。

しかし実際にはそうでないことが少なくありません。この実例をどのように考えますか?

★熱心な教員で管理職・行政にずけずけ物申す教員は、報復人事でつぶされる
『上田小次郎著「公立炎上」(光文社)より』

公立高校で理科の教員をしている木村道夫(35歳)は、行政の対応を批判する新聞を作り、会議では校長と対立した。校長の間違いまで指摘した。

その一方で熱心な教師として知られ、同僚や生徒・保護者からの支持は厚かった。学校や生徒のために、休みの日も犠牲にして働いた。

木村が統括した文化祭は例を見ないほど盛大かつ充実したものになり、地元の新聞社からも取材が来た。

理科についての研究発表もよく行い、その実力は他校の教師も認めていた。「俺が学校を変えなければ誰が変える」という気持ちがあった。

別の高校の教諭から「ぜひウチに来てくれ」という、胸の熱くなるような誘いもあった。しかし理不尽な校長への批判は、とどまるところを知らなかった。

ツケが回ってきたのは人事異動である。内定を聞いて木村は驚いた。校長は「お前を欲しがる高校は一校もない。一般の教員の意見は全く関係ない。人事は教育委員会と校長同士で決められる」と言い放った。

校長は執念深く恨みをつのらせていた。異動希望先の校長に裏工作をして、異動を妨害したのだった。その年は希望した六つの高校全てが受け入れを拒否した。次の年も同じことが行われた。

木村は通勤に片道二時間も掛かる、教育困難校に異動した。教師を辞めようと思ったが思いとどまった。

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教育困難校とは、低学力の生徒が集まり、いじめ、校内暴力、学級崩壊、長期欠席、犯罪などの課題が集中している学校です。

こんな報復人事で片道二時間も掛かる所に飛ばされるなら、上役や行政がどれだけ不適切な振る舞いをしていても、見て見ぬふりをした方が利口なのでしょうか?

  • 質問者:watanabe
  • 質問日時:2013-03-25 14:19:25
  • 3

報復人事はあるだろうとは前から思っていましたが
具体的な例を読んで(やっぱり)という感じです。

このような左遷を恐れて、
教え子が自殺した学校の先生たちは
だんまりを決め込んでいるのですね。

  • 回答者:匿名 (質問から10時間後)
  • 3
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日本には不適切な行政を批判する自由はありません。憲法はただの建前です。
市民革命を経験していない日本の民主主義や権利意識は、非常に幼いのです。

他の方お書きになっていますが、不正を内部告発をした人たちが
取り引きを停止された等の報復が横行しています。
ミートポール事件など多数の事例が存在します。

内部告発者を保護する法律も存在しますが、機能していません。

また教育委員会は行政や校長に批判的な者を昇進させませんから、
「それが行える役職まで上り詰めてから実行」など不可能です。

この先生の最大の過ちは日本には行政を批判する自由などないのに、
作文に過ぎない憲法を信じ込んだことです。

  • 回答者:黒川聡史 (質問から12時間後)
  • 3
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私も同感です。「批判の仕方が悪い場合は、報復人事を行っても良い」「批判はある程度の地位の者でないと、行ってはならない」という規則もないですしね。

その先生については、ある意味正しくて、ある意味間違っていたと思います。
何故なら結果として不適切な行政は正されたのでしょうか?

報復人事が行われた所を見ると、むしろ悪くなっている印象があります。
不正を正そうとする意志は大事です。しかしやり方を間違えると結果はもっと悪くなってしまいます。

その先生はサヨク的糾弾しか方法論を持っていなかったみたいですが、それでは世の中は変えられません。

50年代から始まった安保闘争でもそうですが、一度たりともその手法が真面目にコツコツ働く世間一般の人々から支持されたことがあったでしょうか?

下の立場から一方的に糾弾する手法は、その姿勢そのものが「後ろ向き」ですし、建設的ではありません。

その先生は自分が校長だったらどうするか、教育委員会や保守的な先生たちをどうやって説得するか、どうやったら理想が具現化するかにつきちゃんと考えなかったのではないでしょうか?

ただただ非難を繰り返しても、相手は感情的になるだけで説得には応じません。
別も方も書いてましたが、タイミングややり方をもっと考慮すべきでしたね。

本当は自分が権力者になってからやるべきです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から11時間後)
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教育委員会は不祥事をもみ消し責任逃れをするのが狙いですから変わらないでしょう。

>保守的な先生たちをどうやって説得するか
そうですね。ある程度は説得したとは思いますが、後難を恐れ乗ってこなかったのでしょうね。

結果的に保守的な先生たちは利口でした。

報復人事はありますね。

個人的には、正しいことを言うばかりが良いとは思いません。
仮にその先生の意見が正しかったとしても、
面と向かって指摘をしたのか?
匿名で指摘をしたのか?

内部告発も、それが正しく行なえる体制が整っているのか?
もし整っていなければ、個人的には、それが行える役職まで
上り詰めてから実行しても良いと思います。

意見を持つことは正しい。
しかも、不適切な行政を知ってしまったのであれば、
それをただすことも正しい。

しかし、その行い方やタイミングで、
自らの立場が不条理に退行してしまうこともあると
認識すべきだと思います。

それは、決して、不正を見逃せというのではなく、
どのタイミングで告発するか期を待てということです。

若干、話題は異なりますが、

2010年。中国漁船の衝突問題が起きたとき、
海上保安官の告発が話題になったことがあります。
よく告発したという意見もありましたが、
賛否両論だったと記憶します。

私は、告発の「方法」が不適切だったのではないか?と
思っています。しかし、「情報(映像)」は正しかった。
国益を損ねたかどうか?
国民の問題でもあると同時に、その責任は国家、あるいは総理にある。
だから、正しい情報も、どう発信すべきか?
発信した人間がどこまで責任を負えるのか?
こうした問題を含んでいると思います。

似て非なりの問題かもしれませんが、
告発の方法や順番も重要だと思います。

  • 回答者:うさぎとカメ (質問から4時間後)
  • 2
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部下の先生が被害を被るだけではなく、いじめや体罰では一般生徒や保護者まで被害が出てます。

労働組合も弱くなり、校長の権力が強くなり過ぎた弊害でしょうね。ストップをかけるはずの教育委員会まで黙認・加担してますから。

一人だけ熱心すぎると周りの教師達は決して心地の良いものには

ならないのでしょうね。報復人事なんてやることが陰湿です。

器の小ささを感じますね。

  • 回答者:匿名 (質問から3時間後)
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やられた人にとっては一生を左右しますから、名誉棄損罪・職権乱用罪など法的な対抗措置が取れないもんでしょうか。

実際見てみぬふりになるのが、こういう事があるからですね。
いつぞや、内部告発したお店が多方面から取引停止にされて潰れたりしてましたよね。
これが現代の日本ということです。

  • 回答者:我身大事 (質問から60分後)
  • 3
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そうですね。各地の虐め自殺で校内の先生からの告発がないのは、こういう報復人事が怖いのでしょうね。

「出る杭は打たれる」とはいったものですね。
教員として熱心であっても、そのずけずけ物申す態度が気に入らなかったのでしょう。
もう少し優しい物言いなら、状況も変わっていたかもしれませんが、教員として熱心だったこともあり、そういう面で適切に異動されてあげれば良かったと思います。

  • 回答者:匿名 (質問から40分後)
  • 4
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優しい物言いだと、たぶん行政や校長は聞く耳を持たないのでしょうね。

報道されてる不祥事の隠ぺいなどは、世間からごうごうの批判を浴びても馬耳東風ですから(笑)。

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