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国際決済銀行と言うのは、どんな銀行で、どんな歴史が有るのですか?解りやすく教えてください。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2011-10-07 00:12:24
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

ご回答有難うございました。
質問から30分以上経過し、十分納得の行く回答も戴きましたので終了とさせて頂きました。(終了時間・0:48)
有難うございました。

国際決済銀行は、「BIS」とも呼ばれ、1930年1月に世界の主要国が出資し、その中央銀行をメンバーとする国際銀行をいう(本部はスイスのバーゼル)。元々は、ドイツの第一次世界大戦の賠償支払いに関する事務を取扱っており、これが名称の由来である。そして、第二次世界大戦後は、主として中央銀行間の国際協力の要として活動しているが、その目的は、中央銀行間の協力の促進、国際金融業務に対する便宜の供与、国際金融決済の受託・代理業務などを行うこととなっている。具体的には、各国の中央銀行からの預金の受け入れや為替の売買を行っているほか、国際金融問題について各国の中央銀行が討論する場ともなっている。

国際決済銀行では、毎年6月(7月)に年次総会が開催され、それ以外にも検討内容に応じてメンバーを入れ替えた、(1)G10総裁会議(Meetings of the Governors of the G10 Countries:11か国の中央銀行総裁による会議)、(2)グローバル・エコノミー総裁会議(Global Economy Meetings:主要先進国とエマージング・マーケット諸国の中央銀行総裁による会議)、(3)拡大総裁会議(All Governor's Meetings:加盟している全ての中央銀行総裁による会議)の3つの会合(総称して「中央銀行総裁会議(総裁会議)」)が開催されている。また、G10の会議に報告する様々な常設委員会(バーゼル銀行監督委員会、支払・決済システム委員会、グローバル金融システム委員会等)があり、BIS自己資本比率規制は、その一つであるバーゼル銀行監督委員会で定められている。

なお、国際決済銀行の事実上の最高意志決定機関である理事会は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギーから派遣される職権理事6人と任命理事6人、それに日本、カナダ、オランダ、スウェーデン、スイスが派遣する選出理事5人の、合計17人の理事で構成されている。
http://www.ifinance.ne.jp/glossary/global/glo083.html

===補足===
BIS(国際決済銀行)とは
BIS(Bank for International Settlements、国際決済銀行)は、1930年に設立された中央銀行をメンバーとする組織(本部スイス、バーゼル)です。ドイツの第1次大戦賠償支払に関する事務を取扱っていたことが行名の由来ですが、それ以外にも当初から、中央銀行間の協力促進のための場を提供しているほか、中銀からの預金の受入等の銀行業務も行なっています。加盟先は2005年9月末現在で、55先で、日本銀行は1994年9月以降理事会メンバー(総裁がBIS理事)。

BISでは、例年6月あるいは7月に年次総会を開催するほか、G10と呼ばれる主要国の中央銀行総裁が参加する会合を定期的に開催しています。また、G10中央銀行総裁会議に報告する様々な常設委員会があり、主なものに、バーゼル銀行監督委員会、支払・決済システム委員会、グローバル金融システム委員会があります。このほか、金融安定化フォーラム、保険監督者国際機構など各種会合の事務局機能も果たしています
日本銀行
http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/intl/07202001.htm/
国際決済銀行とは
国際決済銀行(BIS)というのは、1930年に主要国中央銀行の共同出資によりスイスのバーゼルに設立された国際的特殊銀行のことをいいます。

目的
国際決済銀行の目的としては次のようなものです。

<設立当初>
第一次世界大戦後のドイツの賠償支払いの円滑処理のため

<第二次世界大戦後>
■各国中央銀行間の金融決済の実行
■重要な国際金融問題に関する各国中央銀行による討議
■国際金融問題についての調査・分析活動...など
役割
日本の日銀は、第二次世界大戦中と戦後の空白期間を経て、1970年より国際決済銀行への出資を再開しています。

日本も含めて、主要国の中央銀行は、定期的または臨時に会合をもって、国際金融問題や金融システムに関する提言を発表することもあります。
国際決済銀行では、そのほか、次のような重要な役割も担っています。

■中央銀行間の金・為替売買
■中央銀行の預金の受入れ
■ヨーロッパ通貨協力基金などの代行
■国際金融統計資料公表...など

とくにユーロ市場に関する情報と統計資料は、最も権威のあるものとして利用されています。
http://money01.yt7.net/008.html

  • 回答者:匿名 (質問から3分後)
  • 1
この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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