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浜岡原発を止めるべきですか 。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2011-03-20 08:06:34
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今起きても不思議ではない東海大地震のプレートの真上に建っているだけで、世界に対する、日本の恥だ。
福島原発で起きていることに、反応することなく稼働を続けているとは、何と無神経なことか。
世界中の笑いものだ。
いや、こんなことを許していたら世界中から怒られるはずだ。
即刻、閉鎖すべきだ。

私以前の回答は無知なものが多い。
原発を甘く見過ぎている。
せめて「よくわかる原子力 キッズページ」でも、開いて勉強して、正しい認識を持つべきだ。

「よくわかる原子力 キッズページ」
http://www.nuketext.org/indexkids.html

  • 回答者:団塊 (質問から14時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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下のサイトを見て至急とめてほしいと思いました。

原子力保安院の大ウソ暴露!(関東エリア未放送)
http://www.youtube.com/watch?v=gW8pfbLzbas

  • 回答者:匿名 (質問から7日後)
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こんなに怖いなんて。。。
やめても生きていけるならやめてほしい

  • 回答者:匿名 (質問から7日後)
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個人的には、廃炉にするべきだと思います。
でも、電力を補う代替施設がない現状なので、中電は今後も稼動を続けるなら、原子炉の耐震性強化、遠隔操作で作業や消火ができるレスキュー・ロボットを配備してほしいです。
1999年の東海村事故の後、いろんなレスキュー・ロボットが開発されましたが、政府や電力会社は採用しませんでした。
採用されなかった理由は、原発関係者が原発は安全だからロボットなんか必要ないと言ったからです。
でも、福島原発の件で、その安全性の神話は崩れました。
事故がおきても最小限に抑えるためにも、せめて耐震性強化とレスキュー・ロボット配備は絶対にすべきだと思います。

  • 回答者:匿名 (質問から6日後)
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これだけ大規模な事故を起こして、他でも事故が起きたらどうするのか?
原発を無くす方向で、他に電力を確保する手段を考えるべき。
人の命と電気、ドッチが大事なんだと国民に問いたい。
特に周辺地域のみ、被害が出るだけと考えているような輩がいることに、腹が立つ!

  • 回答者:匿名 (質問から4日後)
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電力が足りなくなります。
日本経済が衰退します。

安全対策を二重、三重にすべきです。

  • 回答者:匿名 (質問から4日後)
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地面が2メートルとか浮き沈みしても、安全なんですかね。

電力がたりているならやめたほうがよい

  • 回答者:匿名 (質問から1日後)
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正常に稼働しているんならば、止めないほうがいいです。

  • 回答者:やんくみ (質問から1日後)
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直下型地震が予想されています。それまでは正常に稼動するでしょう。

焼津市に住んでいます。止めて欲しいです。

  • 回答者:中部電力 (質問から1日後)
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焼津市に住んでいます。止めて欲しいです。

  • 回答者:中部電力 (質問から1日後)
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焼津市に住んでいます。止めて欲しいです。

  • 回答者:中部電力 (質問から1日後)
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焼津市に住んでいます。止めて欲しいです。

  • 回答者:中部電力 (質問から1日後)
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焼津市に住んでいます。止めて欲しいです。

  • 回答者:中部電力 (質問から1日後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。

止めなくてもいいですが、安全面をもう1回チェックしてほしいです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から14時間後)
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断層の上に建設されております。

もういらん・。。・。。。・

  • 回答者:匿名 (質問から11時間後)
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電力が不足してないなら、止めたほうがいいと思います。

  • 回答者:匿名希望 (質問から10時間後)
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今正常に稼働しているものは止めない方がいいと思います。ただでさえ、電力が不足しています・・・・

  • 回答者:匿名 (質問から8時間後)
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今正常に稼働しているものは止めない方がいいと思います。ただでさえ、電力が不足しています・・・・

  • 回答者:匿名 (質問から8時間後)
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巨大地震が直下で起こりやすいのですが。

他に手があるなら止めた方が良いですね・・・。

  • 回答者:匿名 (質問から6時間後)
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そのままで良いでしょう。

電力発電方法は、議論する必要があると思いますが、この混乱の中、止める根拠が分かりません。

  • 回答者:匿名 (質問から5時間後)
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浜岡原発を止めても電力不足にならないのならば、すぐに止めるべきでしょう。
代替の発電を確保出来ないのならば、今のまま続行でしょうね。

結論としては止めるべきだが、今すぐは不可能、別の電力の確保を至急検討すべきと言う事です。

  • 回答者:匿名希望 (質問から5時間後)
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他になにか方法があるのなら
止めるべきだと思います。

  • 回答者:匿名 (質問から5時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

同じことを繰り返さない為にも
なるべく早急に原子力以外に
変えていったほうがよいです。

  • 回答者:匿名希望 (質問から4時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

確かにそうですね。
危ないし

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

思いません。
今でさえ、電力不足で色々と問題があるのに
更に電力不足にさせるだけです。

原発と同じだけの電力を作れるなら止めてもいいと思いますが。。。

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

比重に危険なので止めてほしいです。

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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確かにそうですね。
危ないし

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

辞めるべきだと思いました。

  • 回答者:匿名 (質問から2時間後)
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止めるべきでしょう。

  • 回答者:匿名 (質問から24分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

代替案を示すべきです。
闇雲に廃止することが得策とは思いません。
ならば、浜岡原発だけではなくほかの原発にも関わることです。

「おらほの原発だけでも止めるべきか?」
と聞こえるので、いささか不愉快です。

  • 回答者:匿名 (質問から14分後)
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全てとめるべきでしょう。

その前に安全確認と向上が必要だと思います。

  • 回答者:ぺにー (質問から12分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

あなたが中部電力のエリアに住んでいて、計画停電に文句をいわないと約束して
くれるのであれば、中電の方に訴えればよいと思います。

個人的には止めるべきではないですけどね。

  • 回答者:中電中断 (質問から11分後)
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原発なしでも「足りる」ゆう評論家もおりますが、どうなんでっしゃろか?

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=FN&action=m&board=1003315&tid=3315&sid=1003315&mid=35029
原発がなくても火力と水力だけで夏のピーク時でもまかなえる。
今足りないとしたら火力は何かのトラブルか給油の問題であろう。火力は事故は起こらない。故障だけ。
しかし今後国民がどれだけ理解できるかだ。
テレビには本当にわかっている人は出ていない。まともな人(田中、フジタ、小出等には声がかからない。

若狭湾の原発は心配だ。もし青森の原発が爆発したら日本すべてがぶっ飛ぶが、それだけではすまない。そう、世界の問題になる。

今はいいんじゃないですか?
地震ないし。

  • 回答者:がだ (質問から10分後)
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平成21年の震度6弱でも制御棒、約30本の駆動装置が故障していました。
http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2009/08/post_1424.html

それに、活断層の真上に建設されております
http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2010/03/post_1637.html

断層の真上に建つ浜岡原発  ~国が最終責任を負うって??

チリ大地震、500km長の断層が動いたと計算しています。プレート境界で起きた大地震で、陸側が上がり、海側が下がる逆断層型とみられています。
ニッポンでも同じ地震発生の仕組でいつ起きても不思議がないとされる東海地震が予想されています。断層長が100km~300kmと想定され、マグニチュードM8規模の大地震となると考えられています。
兵庫県南部地震・阪神大震災では断層が長さ40km幅10kmとされ、マグニチュードM7.3、最大震度7でした。それでも大災害になりました。
時事ドットコム2010/03/01-18:57

断層長さ500キロ、8メートルずれる=チリ地震、M8.6と算出-東大地震研

 日本に浸水などの津波被害をもたらしたチリ中部沿岸で起きた巨大地震について、東大地震研究所は1日、震源断層の長さは450~500キロ程度とする解析結果を発表した。世界最大とされる1960年のチリ地震は600~1000キロ程度とみられ、約半分だった。
 断層面のずれは最大8メートルで、これらの結果から算出した地震の規模(マグニチュード=M)は8.6。エネルギー量は、60年チリ地震(M9.5)の約30分の1だった。(2010/03/01-18:57)

高速増殖炉「もんじゅ」に国がお墨付きを与え、鳩山政権は原発増強に踏み出しました。
だれが首相になろうが、どんな政権になろうが、間違った政策に気づき短期でリカバリーできる程度の話ならだれがやろうと一定時間後に修復できるのですから、まぁ、交通事故だったと諦めることもできるし、高い授業料だったと納得することだってできます。
が、どう逆立ちしようがいったん阿鼻叫喚の事態が発生してしまったら取り返しがつかず、しかもその事態が予め想定できたのに、それを無視して国が方針を決め、実行していくとしたら許す訳にはいかないです。

原発で何が一番恐ろしいかといえば、冷却水が止まることです。ニッポンの場合、原発は海岸沿い設置されていて、海水で冷却しています。
ガスストーブや石油ストーブでは、地震の揺れを感知してバルブを閉めたり、噴射ポンプを止めたりして燃料をシャットオフする装置が自動で働き、消火されます。一度ガシャンと作動すればその直後にたとえ電気が止まったとしても再び火が点くことはありません。その点において、自動消火装置さえ正常に働き、ストーブがひっくり返らなければその後のことを心配することはありません。

で、原子力発電はどうなっているでしょうか。
地震の揺れを感知して消火に相当する制御棒がツッコまれ、核反応を止めるように作動します。多くの制御棒があるので一本たりとて正常に作動するかという不安は常にあります。家屋の倒半壊が一例もなかった駿河湾地震(震度6弱)でさえ、このありさまでした。
  ■ 【浜岡原発】 制御棒、約30本の駆動装置が故障 公式発表どうする --> こちら

仮に制御棒の全数が無事に所定位置に収まったとしても、その後、ずっと冷却水を送り続け、炉を冷却続けなければならないという大仕事が待っています。 

ポンプが壊れただとか、パイプが破損してダダ漏れだとか、外部からの送電が切れポンプが回らないだとか、・・・などの弁解は一切許されません。なにがなんでも冷却しつづけなけなればならないのです。この点を電力会社に電凸して聞きましたが、なんとも頼りないというか、十分な説明は聞けませんでした。

冷却水が得られなくなるもうひとつの問題があります。それは津波によって取水できなくなる可能性がある原発がいくつもあるということです。
  ◆ 引き波の脅威 原発冷却水確保できぬ恐れ「しんぶん赤旗」 --> こちら

・・・・
引き波の脅威

 女川原発1号機は、津波(引き波)によって水位が4メートル低下すると、原子炉の冷却に必要な水を海から直接取水できない構造です。貯水槽に一定量が貯水されているとはいえ、原子炉の冷却ができなければ、炉心溶融のような重大事故につながる恐れがあります。

 「1960年のチリ地震津波では6メートルほど海面が下がり、町史には海底が見えたと記録されている。津波の押し引きが繰り返されて、海底の砂や漂流物が取水口に入ったら、冷却水を取るポンプが本当に動くかどうか...」と高野町議。

どんな理由であれ、冷却水が止まればやがて温度が上がり水がどんどん蒸発し、炉心が融解する高温まで進んでしまいます。メルトダウンです。水蒸気爆発が起きるかもしれません。
そうなれば取り返しのつかない大惨事です。放射能が大量にまき散らされます。
こうなったら原発の職員らも蜘蛛の子散らしたように逃げるでしょうし、周辺の、風下の住民も一目散に逃げるほかありません。
   ◆ メルトダウン事故 ペンシルバニア州スリーマイル島 --> こちら

いったいだれが責任取れるというんでしょうか。

チェルノブイリ原発事故では半径600km、日本の面積の4割に相当する14万5000平方メートルが、セシウム137で1平方キロメートル当たり1キューリー以上で汚染されました。

 「国が最終責任を負う」とゆってますが、どう責任をとれるんですか

民主党政策集INDEX2009から引用。

原子力政策に対する基本方針

原子力利用については、安全を第一としつつ、エネルギーの安定供給の観点もふまえ、国民の理解と信頼を得ながら着実に取り組みます。

原子力発電所の使用済み燃料の再処理や放射性廃棄物処分は、事業が長期にわたること等から、国が技術の確立と事業の最終責任を負うこととし、安全と透明性を前提にして再処理技術の確立を図ります。また、国が国民に対して原子力政策に関する説明を徹底して行うとともに、関連施設の立地自治体および住民の十分な理解を得るため、国と自治体との間で十分な協議が行われる法的枠組みをつくります。

安全を最優先した原子力行政

過去の原子力発電所事故を重く受けとめ、原子力に対する国民の信頼回復に努めます。原子力関連事業の安全確保に最優先で取り組みます。万一に備えた防災体制と実効性のある安全検査体制の確立に向け、現行制度を抜本的に見直します。安全チェック機能の強化のため、国家行政組織法第3条による独立性の高い原子力安全規制委員会を創設するとともに、住民の安全確保に関して国が責任を持って取り組む体制を確立します。また、原子力発電所の経年劣化対策などのあり方について議論を深めます。

設備・機器に対する検査、さらにはソフト面も考慮したいわゆる「品質保証型」の検査も含めた厳正な検査体制の運用、現行のあいまいなトラブル等報告基準を抜本的に見直し、事故・トラブルを原則的にすべて公開することなどの「原子力情報公開ガイドライン」を早期に具体化します。

そのままでいいと思います。
事故があってもそれは受け入れた住民が何とかしたらいいんだから。

  • 回答者:匿名 (質問から4分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

事故があったら被害は地元住民だけではないです。
http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2009/08/post_1424.html

設計者からの諌言「浜岡原発は制御不能になる」
林信夫2005/04/15
2号機の設計に当たった技術者として、私の知っていること、私が経験したことを、すべて明らかにすることにしました。それが社会に対する私の責任と考えたからです。
hamaokaPhoto45635.jpg 浜岡原発(原発震災を防ぐ全国署名連絡会のHPから)

 私(林信夫はペンネーム)は日本原子力事業株式会社(現・株式会社東芝)の社員として、中部電力浜岡原子力発電所2号機の設計に当たった技術者です。浜岡原発は基礎を固定する岩盤の強度が弱いという問題があり、当時、技術者たちは原子炉が地震に耐えられるようにいろいろ工夫をしましたが、いずれも耐震計算をしてみると「持たない」という結果が出たのです。それでも2号機の建設はそのまま進みそうでした。私はとても悩みました。そして、技術者の良心に従って会社を辞めました。周りの人たちへのささやかな「警告」になればと思ったからです。

 それから30年余りが経ちました。今年1月には、浜岡原発の運転中止を求める署名運動が全国的に進められていることを新聞記事で知りました。中部電力が浜岡原発の大規模な補強工事をすることも新聞記事で読みました。ほんとうに恐ろしい事態が起こっているに違いありません。私はこの際、私の知っていること、私が経験したことを、すべて明らかにすることにしました。それが社会に対する私の責任と考えたからです。

 2つのことを申し上げたいと思います。
 第1は、浜岡2号炉の耐震計算結果は地震に耐えられなかった
 第2は、直下型地震が起こると核燃料の制御ができなくなる可能性がある
 ということです。

耐震計算結果は地震に耐えられなかった
 私は1969年4月に東芝の子会社である日本原子力事業(株)に入社し、東芝鶴見工場で、原子炉の炉内構造物の設計に従事しました。上部・下部シュラウド(炉心隔壁)、上部・下部格子板、緊急冷却装置など核燃料を支える部分の設計です。

 最初は東京電力福島原発2号炉、次に中部電力浜岡2号炉の設計を担当しました。設計者は計算担当者の指示にしたがって、炉内構造物をいくつかの部分に分け、その部分の重量など計算用のデータを提出します。そのデータに基づいて計算担当者が耐震計算をします。

 浜岡2号炉の場合、設計者は100人近くいました。部門ごとの設計者代表が集められた会議の席で計算担当者から聞かされた話は「建屋と圧力容器について、いろいろ耐震補強の工夫をしてみたが、空間が狭すぎてうまく行かないので諦めた」ということでした。原子力発電所の建設は、建屋→建屋内の圧力容器→ 容器内のシュラウド、格子板などといった順に、安全性の許可を得ながら5、6年掛かりで進めますので、後になって補強のための空間がないとわかっても、それから広げることはできないのです。

 私も私が担当していた核燃料集合体の上部の水平の位置を保持するための上部格子板の応力計算をしてみましたが、「完全につぶれる」という結果が出てしまったのです。

 計算担当者の説明によると、浜岡2号炉が地震に耐えられない原因は次の2つです。
 (1)岩盤の強度が弱いこと(福島は強かった)
 (2)核燃料集合体の固有振動数が想定地震の周波数に近く共振し易いこと

ごまかしの再計算
 そして計算担当者は、「対策」として、次の3つの方法で再計算すると述べました。
 (1)岩盤の強度を測定し直したら強かったことにする(福島なみ)
 (2)核燃料の固有振動数を実験値でなく米GE(ゼネラル・エレクトリック)社の推奨値を使用する
 (3)建屋の建築材料の粘性を大きくとる(振動が減衰し易い)
 つまりごまかしの計算をして、当初計画のまま押し通してしまうということです。

 私はその直後の1972年7月に退社することにしました。会社の会議室で上司に辞意を伝えました。自分の席に戻ったときには、耐震計算結果のバインダーはなくなっていました。

 私の退社後に耐震補強を行ったかどうかは私にはわかりません。しかし、浜岡1号機は配管破断事故とシュラウドの亀裂で停止中、2号機も亀裂の入ったシュラウドの交換が終わる(08年3月)まで停止と報道されています。私が設計に携わった頃から今日まで大きな地震もなかったのに、このように深刻な事態が起こっていることから推測すれば、中部電力は耐震のための設計変更はしないまま建設を進めたものと考えられます。

 計算担当者が中部電力に内緒でごまかしの計算書を提出した可能性がないわけではありませんが、技術者が関係者に相談もせずに偽の計算書を出すことはまずあり得ませんから、中部電力は地震に耐えられないことを承知していたはずです。

 浜岡1、2号機が造られた70年代初めには東海地震の震源域のど真ん中に位置していることがわかっていなかったという報道がよくありますが、もっと問題なのは原子力発電所立地について地盤強度の基準がなかったのではないかと思われることです。プレート境界や活断層の有無以前の問題として、なぜ、地盤強度の弱い浜岡に電発が立地したのか。基準さえあれば浜岡原発の建設は避けられたはずなのです。

 退社して10年ぐらい経ったとき、大学院時代の研究会のOB会で、大手重機メーカーで原子力施設の仕事をしている後輩に会いました。「浜岡2号機は耐震が持たないので会社を辞めた」と話したところ、彼はたまたま浜岡2号機の圧力容器を担当していて「そう言われれぼあそこはちょっとした地震でもビンビン揺れます」と言っていました。これが大地震もなかったのに配管が壊れたり、シュラウドに亀裂が入った原因と思われます。

 中部電力は、地盤および原子炉の建家、圧力容器、配管などに、震度計を設置して、地震時のデータを公表すべきです。そうすれば、すべてが明らかになります。公表できないとすれば、それは浜岡原発がいかに地震に弱い構造であるかを自ずと物語ることになります。


直下型地震が起こると核燃料の制御ができなくなる可能性がある
 現在の原子炉の耐震計算は横波(水平方向の揺れ)に対してのみを行っています。しかし、阪神・淡路大震災のような直下型の地震では、縦波(上下方向の揺れ)も強く、建物がつぶれました。この縦波を原子炉について考えると、制御棒の挿入が不可能になり、原子炉は制御不能の状態に陥ることが考えられます。

 ご存知のように、軽水炉(BWR型)原子炉の燃料集合体は使用済みになると、原子炉から引き上げられ、新しい燃料集合体に換えられます。これが簡単にできるのは、燃料が下部格子板の上に乗っているだけだからです。ただし、燃料集合体と燃料集合体の間を制御棒が動くスペースを確保するために、下部格子板の穴にはめこまれ、横方向には動かないようになっています。

メルトダウンの危険性
 ここを直下型の大地震波が襲うことになると、大きな上下の振動と、水平方向の振動が同時に来ます。上下の振動が激しければ、燃料集合体は上に投げ出され、下部格子板から離れて宙に浮き、下部格子板は水平方向にも振動してますから、穴の位置がずれて穴に戻らなくなる可能性があります。したがって、強い地震を感知して、自動的に制御棒を挿入しようとしても、制御棒が核燃料集合体にぶつかったり、破損したりして、挿入できなくなる可能性があります。

 原子炉が制御不能に陥れば、核反応は止まらなくなります。その後、液注、配管破断による炉内の水漏れ、緊急冷却装置の故障を経て、やがてはメルトダウン(炉心熔融)です。浜岡原発は世界に放射能を撒き散らす最悪の事態を引き起こす可能性があります。過去に設計に関わった者として、そのことを明確に申し上げます。

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