「横山秀夫サスペンス・第三の時効」が好きです。
山梨県警捜査一課が舞台。沈着冷静冷徹な楠見刑事(段田安則さん)と熱血人情刑事・森(緒形さん)
が時効寸前の殺人犯を追い詰めるサスペンスドラマです。
15年間逃亡し時効を迎える男(寺島進さん)は1週間海外にいたので実際の時効は1週間後。
楠見と森は男の妻(余貴美子さん)の家で男からの連絡を待つ。楠見たちの勘通りに男から
連絡があり第二の時効寸前に逮捕、と思いきや、妻が夫は無実で犯人は自分だと告白する。
時効は成立していた?、実は、楠見が追っていたのは男ではなく男の妻だった。
楠見は仲間の捜査員たちにも知らせずに検事と相談の上で妻を時効前に起訴していた。
日頃楠見の強引冷徹な捜査方針に反発し、男の妻に同情的になっていた森は自分の甘さを
反省するが、それでも楠見の手法には同感できない・・・。
刑事として楠見を尊敬してもその人間性は敬うことができない葛藤を見事に表現していました。