プロスポーツは興行ですから割り切りとスマートな進行が望まれる事に異論はありませんし、プロの妙味を別の角度から楽しむ事にもなりますのでVTR判定には賛成です。VTR判定になるとスピーディーかつリズミカルな進行が阻害される可能性は有りますが、それを超える利点が有ればヨシでは無いかと…^^;。
余談ですがVTR判定はアマチュア競技等にも浸透させても良いとは思います。オリンピックでの柔道の判定等は有名ですね。
審判の権威を脅かしてしまう点は考慮すべきだとは思いますが、柔軟に積極的にVTRを導入する事は有意義だと思います。VTRであればこそ出来る万人が認めるジャッジこそ、スポーツの本来の姿であり、皆が参加し皆が満足できる審判だと思います。
審判の権威については、審判員の位置付けを啓蒙して変えて行く位の意気込みがあっても良さそうです。例が極端になってしまいますが、例えば審判員は権限を持った裁判官や会議の議長等ではなく、司会進行役或いはナビゲータ並の位置付けでも良い『かも知れない』とも考えています。
問題は有ります。VTR判定が習慣化した場合、本来持つ審判力が低下してしまう点です。VTRと言えど万能ではありませんし、選手などの障害物に隠れた場所には撮影の死角も発生します。その場合、審判力が低下していると判断が出来ない!と言う事態も起こりえる可能性も否定できません。
全てを効率良く満足しバランス良く共存できたら最高なのですけどね。