道案内とはニュアンスが違うかも知れません。
20年以上前、とある日曜の夜、山手線内回り乗車中。ちょうど上野を出発した辺り。
隣に座る外国人のおばちゃんとその向かいに立つおっちゃん、ほか数名のグループが何かそわそわしていました。
おばちゃんが紙を見せて話し掛けてきた。全く自信のないオイラは「No,I don't」と闇雲な返事を返してしまいました。
しかし、オイラはその紙に「Yuuraku-cho」と書いてあるのを実は認識できていました。日本語なら「ああ、逆方向に乗ってますねぇそれとも乗り過ごしましたか?次の駅で降りて逆方向へ行く緑の線か青い線の電車に乗ってください。六つ目の駅がそうです」と完璧に間違いなく説明できました。
その後他の乗客数名の手助けによりその一行は日暮里で下りて行きました。と同時に入ってきた同じ方向に行く青い線の電車に乗ろうとしたので「NoNoNoNo!!」と絶叫が沸き起こりました。逆方向に行くには跨線橋を上がらねばならないのですがみんな説明できず必死でジェスチャーで指示しましたが、伝わったかどうか確認できぬまま我々の乗った電車は日暮里を滑り出しました。
オイラは、日本の英語教育はどこか間違っていると思います。