何か自分の思い通りに行かないことがあったときは、後ろ向きに考えて腹を立てるより、前向きに都合よく考えた方がいいですよ。
あなたは今「無視された。相手は性格が悪い人だ」と考えている。
しかし、その考え方は本当に正しいのでしょうか?
あなたが考えた以外の可能性はないでしょうか?
あるとしたら、いったいどんな可能性が他にあるでしょうか?
たとえば、そもそもあなたが昔の友達だと思った相手は人違いで全然別人だったかもしれない。
または、相手はあなたのことを昔の友人と気付かなかっただけかもしれない。
友人と気付いていたけど、どうしてもあなたの相手をしていられない急ぎの用事があったのかもしれない。
そういうように、様々な可能性をたくさん考え出す練習をしていると、相手にも事情があったんだろうと思えてくるし、「だったら仕方ないかも」と不愉快な自分の気持も少しは治まってくる。
実はこれ、心理カウンセラーがうつ病患者などのマイナス思考をプラス思考に変えていくための「認知療法」のテクニックです。
嫌なことや腹が立つことがあった時は、「本当にそう考える必要があるのか」と疑って、他のいろいろな可能性を検討してみることがコツです。