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「炭素基金」と言うのはどういう事ですか?解かり易く教えて下さい。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2010-03-14 00:01:06
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回答してくれたみんなへのお礼

ご回答有難うございました。質問から30分経過し、充分納得の行く回答も戴きましたし、後続の回答も途切れたようなので終了とさせて戴きました。有難うございました。
本日のベスト回答は、より幅広く教えて頂いた、13分後の匿名希望さんとさせて頂きました。有難うございました。6分後の匿名希望さんも本当に有難うございました。
お二人とも、またのご回答お待ちしています。お休みなさい。

炭素基金にはプロトタイプ炭素基金とバイオ炭素基金があります。
プロトタイプ基金
地球温暖化防止への取り組みの一環として、世界銀行が運営主体となる3つの炭素基金のひとつで、他に、BCF、CDCFがあります。
PCFは、温室効果ガス(GHG)削減市場に、個人や公的投資家と結びつけることを目的に、2000年1月に設立され、京都メカニズムのパイオニア的役割を果たしています。
世銀内に、政府や民間からの出資により上限1億5,000万ドル規模(当初8,500万ドル)の基金を設立。世銀は同基金から途上国・移行経済国における温暖化対策プロジェクトに投資して、温室効果ガスを削減します。この削減分は第三者機関による審査・認証を経て、出資者に金銭ではなく「温室効果ガス削減量=炭素クレジット」として返還される仕組みです。
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2859

バイオ炭素基金
基本はプロトタイプと同じ
途上国の小規模植林や森林管理プロジェクトなど、吸収源(シンク)プロジェクトに重点を置いた基金である。BCFの投資対象は、農業森林(アグリフォレストリー)や地域推進型植林、森林管理など、京都議定書のもとで排出権を獲得できる再植林プロジェクトを始め、乾燥地における牧草地の再生などです。その目的は温室効果ガスの削減、生物多様性の維持、貧しい国々の地域コミュニティの生活改善を達成すること。
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2856
炭素基金
https://www.okiden.co.jp/environment/report2009/07/yougo/yougo_31.html

===補足===
先進国政府や企業からの出資をもとに、発展途上国や旧東欧における温室効果ガス削減プロジェクトに投資、削減された温室効果ガスの量の一部を「CO2排出クレジット」として出資者に還元する仕組みの事です。
「CDCF」
コミュニティ開発炭素基金(Community Development Carbon Fund):再生可能エネルギー、省エネなどの小規模CDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトに出資する基金。
「BioCF」
バイオ・カーボン・ファンド(Bio Carbon Fund):植林、再植林のCDM(クリーン開発メカニズム)、JI(共同実施)プロジェクトに出資する基金。
https://www.okiden.co.jp/environment/report2009/07/yougo/yougo_31.html

  • 回答者:匿名希望 (質問から13分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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地球温暖化防止への取り組みの一環として、世界銀行が運営主体となる3つの炭素基金のひとつであり、他に、BCF、CDCFがあります。
PCFは、温室効果ガス(GHG)削減市場に、個人や公的投資家と結びつけることを目的に、2000年1月に設立され、京都メカニズムのパイオニア的役割を果たしています。
世銀内に、政府や民間からの出資により上限1億5,000万ドル規模(当初8,500万ドル)の基金を設立。
世銀は同基金から途上国・移行経済国における温暖化対策プロジェクトに投資して、温室効果ガスを削減する。
この削減分は第三者機関による審査・認証を経て、出資者に金銭ではなく「温室効果ガス削減量=炭素クレジット」として返還される仕組みです。
確か日本だと東京電力が出資していますね。

世界銀行の「バイオ炭素基金」への出資について

                             平成16年5月14日
                             東京電力株式会社

 当社は、このたび、世界銀行が設立した「バイオ炭素基金」(BioCarbon Fund:
BioCF)に2020年までに合計250万米ドル(日本円換算:約3億円)を出資すること
といたしました。これにより、2020年までの16年間で約50万t-CO2の炭素クレジッ
トの取得が期待できます。
 今般設立された「バイオ炭素基金」は、森林保全活動、植林、バイオ燃料利用や
持続可能な農林業の育成など長期的・継続的なプロジェクトへの投資に特化した基
金です。当社は、炭素クレジットの取得のみならず、自然環境保全、地域の雇用創
出など広く環境・社会貢献に役立つものとして、高く評価し出資することといたし
ました。
 また、現在、発展途上国における間伐などの森林保全活動については、「京都メ
カニズム」[注1]の中でクリーン開発メカニズム(CDM:Clean Development
Mechanism)としては認められておりませんが、世界銀行を支援する形で、本基金
による具体的事例を通じてCO2吸収効果を実証し、将来森林保全活動もクリーン開
発メカニズムに認められるよう貢献してまいりたいと考えております。
 当社では、従来から環境保全を経営の最重要課題と位置づけ、原子力を中心とし
たベストミックスの推進、火力発電所の熱効率向上、省エネ活動の推進など、国内
での地球温暖化対策に積極的に取り組んでおります。     
 加えて、「京都メカニズム」を活用した国際的取組についても先駆的に実施し、
既に2000年に世界銀行が発足させた「炭素基金」[注2](Prototype Carbon Fund)
に800万米ドル(日本円換算:約9億円)の出資をしており、当社の世界銀行の炭素
基金への出資は2件目となります。
 当社は、今後も、国内での地球温暖化対策・環境保全はもとより、地球全体での
効果的な温室効果ガスの吸収促進や環境保全などの環境・社会貢献を果たしてまい
ります。

  • 回答者:匿名希望 (質問から6分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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