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「ミツカン水の文化センター」さんが「水にかかわる生活意識調査」を実施したところ、温暖化をストップさせるために払ってもいい金額は月額で平均2072円だったそうです。皆さんはこの金額についてどう思いますか?

  • 質問者:水
  • 質問日時:2008-07-04 22:14:53
  • 0

金額よりも、お金を出して、どのように使われるかが問題です。

二酸化炭素排出権をお金で開発途上国から買い上げているのは、
ただの「免罪符」でしかないと思います。
さすが、ヨーロッパは歴史を繰り返していますね。
21世紀のマルティンルターは現れるのでしょうか・・・

排出権で潤った途上国が、開発を進めれば、どうなるのでしょう。


・・・・・・・・・・・・・
カーボンオフセット、二酸化炭素排出権の売買はご存知ですか?
カーボンオフセット→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%92%E5%87%BA%E6%A8%A9%E5%8F%96%E5%BC%95
上記ページの「京都メカニズム」以下を読んでいただけると、わかりやすいかも。

先進国の二酸化炭素の排出量の削減目標値がありますが、
その目標値分を減らすというか、減らしたことにして、
開発途上国(二酸化炭素排出の目標値がない、あるいは枠が大きい)から、
二酸化炭素排出権を買い上げて、自国分、自社分の削減割合をチャラにするというような取引です。

この行為で、果たして地球全体の二酸化炭素の排出量が、大幅に減るかどうか、どう思われますか?

中世ヨーロッパの教会が、人間の罪を
「贖宥状(免罪符という言葉は今の教育では使われていないようなので、贖宥状と言い換えます)」
というものを、キリスト教徒に買わせることによって、
「あなたの罪は、贖宥状によってチャラになり、天国に行けますよ」と、贖宥状を売っていたものを、
マルティンルターが、宗教改革により批判したことに、例えています。
マルティンルターについて↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC
贖宥状(免罪符)について↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B4%96%E5%AE%A5%E7%8A%B6

「さすがヨーロッパ・・・」というのは、単なる皮肉です(笑)
この説明と、参考サイトで、ご理解いただけるでしょうか・・・

ヨーロッパでは、個人もカーボンオフセットを購入して、飛行機に乗って旅行に出たり、
カーボンオフセットを売りにした商品を販売したりしているのです。
日本も、日産マーチなどは、カーボンオフセット商品だそうで、
その金額は、日産が払い、購入者には価格として上乗せはしていないそうですが、
ガソリン車に乗っていれば、二酸化炭素などの温室効果ガスは、結局出しているので、
これで地球温暖化を防げる、とは思えない、ということです。

  • 回答者:ペンギン (質問から10時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ご回答ありがとうございます。失礼ですが、2段落目の文章が比喩で、理解することが難しいので解説してくださると嬉しいです。

ご回答ありがとうございます。カーボンオフセットは知っていましたが、比喩が難しかったので質問させていただきました。
カーボンオフセットに問題点が多々あるのは承知していますが、しかし、実際にEU諸国は環境税導入や自然エネルギー推進を含め、排出量は削減されているのではないでしょうか。
今まで対策を怠ってきた日本はこれからセクター別アプローチを主張するようですが、主張が認められない可能性もあり、それこそいずれ高い金(税金)を払って排出量取引をせざるを得ない気がします。

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