吉村昭さんです。4度も芥川賞の候補になれず、奥様の津村節子さんが芥川賞を受賞。
奥さんの勧めで、務めていた兄の会社を退職し、文筆活動を再開、戦艦武蔵が大ブレーク。戦争記録文学、維新前後の作品、私小説、エッセイと多様な面を持つ作家。
大家ぶらず、気さくな性格。
===補足===
愛媛県宇和島市に朝の5時からやっている饂飩屋さんへ行きました。常連客は自分で作ります。かき揚げとじゃこ天(小魚のさつま揚げ)が入った饂飩のみがメニューです。
吉村さんは、自ら作家と告げず、常連客の一人が、有名作家である事を店の人に伝えたそうです。色紙が嫌いな吉村さんが、その店の親子に頼まれ、書いた色紙「朝のうどん」がひっそりとおいてありました。饂飩はとても美味しかったです。店の場所はわかり難く、前日夕食を食べた大きな料理屋さんのおかみさんが、宿泊したホテルから、同道してくれ、道順を教えてくれました。広島県在住ですが、年に2回は愛媛に観光に行っています。