8/7日、日本時間午後９；３０に発表された、米国の雇用統計で、予想より良かったために米国債が下落し、ダウが上昇、大幅なド...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

米国の景気が回復基調にあると判断するのは、時期尚早だと思います。
雇用統計が予想より良かったといっても、それは、予想との比較であって、絶対数値は悪いことに違いはない。また、その他の経済指標も悪化の速度が鈍化しただけのことで、悪化していることに変化はありません。株式なり、債券がそれなりの反応をするのは、相場なので仕方のないことです。トレンドは変わっていません。
為替については、ドルについて言えば、今年3月から下落し続けています。ドル円ではなく、ドルインデックスを見れば明らかです。

http://stockcharts.com/charts/gallery.html?$USD

ドルそのものの価値は、下落トレンド継続中です。ちなみに、昨年の夏から今年の3月までは、ドルインデックスは上昇していますが、これは、米国の金融システムの崩壊が回避されるだろうことを先取りして上昇したとも考えられます。そして、今年3月からの下落は、金融システムの崩壊が回避されたが、いよいよ景気の回復の将来性がないことの現われとして、ドルが下落しているのではないでしょうか。この間、経済指標などは、前述の通り悪化し続けています。鈍化は行きすぎの反動でしょう。従って、その期待感で上昇した株式も秋以降は、再度、下落し始めることになるでしょう。

そうなると、現在、OILなどの資源に向かっている資金が、ユーロ、円に必然的に還流することになりますが、今回のサブプラ問題をまともに受けた欧州の通過であるユーロに向かうより、円に集中的に向かうことが予想され、大極的には、ドル円では、円高ドル安とならざるを得ないでしょう。

回答者：劉龍 (質問から4日後)
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