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塩素について、質問です。

水道水などに含まれている塩素ですが、人体に必要の無い成分なのでしょうか?
浄水器などで、とかく悪役になっていますが、腐敗を防ぐ等の役割りがあります。
塩素の入ってない水で、調理やお茶の類を作ると、おいしいのは判るのですが、日常生活の中で、完全に避けられる物じゃないと思います。

この塩素が、人体の内外にとって、役に立たない、必要ない成分なのでしょうか?

また、塩素と塩は、別物? ほぼ同じ?
潮風を浴びれば、塩素を浴びたと 同じなのでしょうか?

日常生活の中で、普通に意識せずにいますが、気になる所です。
塩素と塩分は、同じなのか、避けるべきなのか、今後の生活の、目安にしたいです。

詳しい人は、教えて下さい。

  • 質問者:k-t-k
  • 質問日時:2009-06-22 15:38:13
  • 1

回答してくれたみんなへのお礼

基本的な疑問に、丁寧に回答をくださり、ありがとうございました。
疑問が解決できて、満足しました。

塩素という言葉をお使いですが、まず、本質と言葉の使われ方について整理しましょう。

 塩素という元素そのものは、生き物すべてが体の中の液体部分に含んでいる基本元素のひとつで、決して悪者ではありませんが、かといって、塩素という元素だけが単独に存在しているのではなく、パートナーとなるカルシウム、カリウム、ナトリウム、マグネシウムなどの元素といつも対になって「イオン」と呼ばれる姿で活動しています。その場合は、殺菌や消毒のイメージとはかけ離れた状態で生命活動に使われているわけです。

 塩素という元素そのものは、反応力の強い原子で、金属とすぐに反応します。塩素ガスは工業的に作りますが、そのままでは強烈にほかのものと反応するので、特殊なボンベ等に保存しないと危険なので、普通は塩素という形ではお目にかかれません。

 ところが至るところで塩素という言葉が出てきますが、それらはみんなほかの元素とくっついた化合物として姿を見せています。たとえば、上で述べたナトリウムやカルシウムも金属のなかまで、塩素とは非常に結合しやすいもので、結合したものが一般的に「塩」と呼ばれています。その中でもっとも一般的なのが食塩で、化学式で書くとNaClとなります。この化学式にある二つの元素のうちClが塩素にあたります。Naはナトリウムです。海の水の塩もほとんどはこの塩化ナトリウム(食塩)です。
 つまり、身近な塩というものが常に塩素を含んでいるので、よく目にする言葉になっているのです。

 このことから、潮風に含まれる水滴の中の主な塩の成分はNaClで、浴びているのは塩素ではなくて食塩なのだと考えて下さい。
 食塩が水に溶けているときは確かにナトリウムと塩素がどちらもイオンという形で離れて存在しますが、乾いてしまうと結合してNaClになっているのです。

 さて、つぎに水道水に移ります。
 水道水の塩素臭さを言うときの塩素は、これもまた塩素そのものではありません。次亜塩素酸(化学式ではHClO)という化合物で、塩素を水に溶かしたときにできるものです。ハイターなど家庭用の漂白剤の主成分が次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)と標記されていますが、その漂白成分がこの塩素臭を持つ化合物です。たいへん反応性の強い化合物でその反応性のもとが塩素であることは事実です。ただ、単独の原子として働いているのではなくて、次亜塩素酸イオンという形で働いています。
 日本の上水道は古くからこの次亜塩素酸を使った消毒によって、湖や川の水を消毒して供給されてきています。一部にはオゾン消毒という方法もとられてきていますが、次亜塩素酸消毒、つまり塩素消毒といわれている方法は実績もあり、コストも低いので、使われ続けているわけです。そして、その残留濃度も水道局が毎日管理しているわけで、決して人体に危険がある濃度になってはいないことも事実です。
 とはいえ、水道水でそのまま金魚を飼うと死んでしまうことがあるように、人間にとってはどうにかなる濃度でも、水の中に済んでいる動物にとっては厳しいのも確かで、そこで、最近は塩素を除去する活性炭フィルターなどがおいしい水を作るために盛んに売られているのです。塩素臭い水は確かにおいしくはないですね。

 以上、長くなってしまいましたが、塩素という元素と一般に使われている塩素という言葉を分けて考えて下さい。
 そして、体にとって必要な塩素は塩(しお)として取り入れていて、殺菌などに使う塩素は主に次亜塩素酸という化合物なのだということを憶えてください。

 塩以外の形で塩素をからだに取り込むことはあり得ないことです。したがって、もし塩素そのものをガスで浴びたらたいへんなことになるのだと認識してください。即座に呼吸できなくなります。

 余談ですが、次亜塩素酸系漂白剤(アルカリ性)と酸性洗浄剤(塩酸を含む)を混ぜると、このときは塩素ガスそのものが発生してたいへん危険です。塩素ガスは通常の環境では存在しないのですから。
 よく「混ぜるな危険」と書いてある商品がありますが、そういう目でながめてみてください。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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非常に詳しく、ありがとうございます。
一般的な事から、専門的な事まで、知ってそうで知らない事が多かったです。
これは、かなり参考、いや、勉強になりました。

長文を、ご苦労様でした。

並び替え:

水道水には病原菌などによって汚染される可能性がある為に
塩素つまりカルキがはいっているのです。
水道水の消毒のためなんですが
これがビタミン,細胞の破壊、腸内細菌の死滅にあたり

トリハロメタンは塩素が作る発がん性物質なんです。
塩素化合物の発ガンの原因にもなります。

なので極端に言えばプールに入っている強力なカルキのことが塩素です。
それを薄めて飲んでいるのとおなじですよね

なので避けた方がいいのは間違えないです

  • 回答者:匿名希望 (質問から9時間後)
  • 2
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
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うん、確かに。
考えてみれば、そういう事ですね。
安全の為の、犠牲みたいな所でしょうか。

自分で出来る対策は、しておいたほうが、良いみたいですね。

化学の時間で習ったはずの内容です。
Cl2とNaClの違いを再度、勉強してみて下さい。
同じ物質か、異なる物質かという程度はそれで分かるはずです。

塩素は腐敗を防ぐ防腐剤ではなく、
消毒用として大腸菌などのバクテリアの繁殖を防ぐものです。

  • 回答者:匿名 (質問から3時間後)
  • 1
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参考になりました。回答ありがとうございました。
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私の表現の足りなさ、知力の足りなさで、ご迷惑をかけました。
言いたい事は、解って下さい。 m(_ _)m

簡単に言えば、
塩素はCL2で現され、活性(他のものと反応しやすい)も毒性もあります。
よって、一般家庭で使われるのはもっと活性をおとした次亜塩素酸ナトリュームと言われるものです。
これも塩(えん)と呼ばれます。
ただし、塩(しお)NaClも塩(えん)です。これは安定した反応性の低い塩です。

  • 回答者:匿名 (質問から3時間後)
  • 2
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参考になりました。回答ありがとうございました。
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なるほど。
簡単に見ても、違いがあるのですね。

塩素がなければ、塩もありませんよ

  • 回答者:匿名希望 (質問から2時間後)
  • 11
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やや参考になりました。回答ありがとうございました。
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確かに。その通りです。

百害あって一利無しだと思います。
1.塩素処理した水道水に金魚や魚を入れると数分で死ぬ。しかし 塩素除去してあげるとすぐには死なない。
2.塩素の入ったプールに入ると目が充血する。
3.アトピー性皮膚炎の大きな原因のひとつである。
4.塩素の酸化力のため、連続的に塩素処理水を浴びると老化現象が進むと言う実験結果が出ている。
5.発ガン性要素が高いとの医学的発表がされている。
6.塩素処理水を継続的に浴びる事は、高クロロフィルムを浴びに等しいとの研究発表がさせている。

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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
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なるほど、色々な報告があるのですね。
身近で解る事から、色々と参考になります。

ヤフーで調べた結果です。必要な成分です。

塩素は細胞外液にもっとも多く存在する陰イオンで、体液の浸透圧の維持に重要な役割を果たし、胃液中の塩酸の成分となっている。

  • 回答者:ヤフー (質問から9分後)
  • 2
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やや参考になりました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

全く知らず、調べもしませんでした。
参考になりました。

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