「レッドクリフ」と「60歳からのラブレター」が若干印象に残っています。
「レッドクリフ」については、
確かに人や金、それにCGを使い、娯楽大作とは思いました。
しかし、孫権の妹が魏に単身乗り込み、情報収集の役割を担うか、孫権側の将軍の美しい妻(小子とか言いましたか?)がやはり、単身曹操に会いに行くとかは、ちょっと無理がある脚本かなとは思いました。
「60歳からのラブレター」は、
企業戦士であった夫が、60歳で役員まで上り詰めた起大きくした建設会社を、いとも簡単に辞め、会長の妻を捨てて離婚し、若い企業家の女性と小さな建設会社を共同経営していくのであるが、自分の勤務していた会社より圧力を受け、契約がキャンセルとなるということが発生し、組織人でなくなった自分の存在の弱さを感じてしまう。
一方、妻は、離婚後、家政婦の仕事に出て、そこで知り合った翻訳家から紹介された男性と交際を始める。
そういった時に、妻が新婚旅行先で、60歳になった時のラブレターを書いていたのが夫に届けられた時から、ドラマは急展開する。
最後は、元の鞘に収まり、ハッピーエンドで終わるのだが、味があって中々面白い。
ただ、ハッピーエンドで終わらなくてもいいのではなかったのかという思いもある。