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水村美苗さんの作品で、お薦めは何でしょうか? 私は未熟者で最近、初めて耳にした方なので、全く分かりません。 是非、読みなさいとアドバイスを頂きました。 どうぞ宜しくお願いします。

  • 質問者:本屋さん行きます。
  • 質問日時:2009-03-29 18:47:30
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本格小説(上・下)はいかがでしょうか?
エミリー・ブロンテ著『嵐が丘』を戦後日本の舞台に書き換えた物語です。
軽井沢に別荘を持つ裕福な家庭に生まれた少女・よう子と浮浪児同然の少年・太郎の恋が軽井沢で芽生えますが、階級の格差と時の流れによって、いつしか二人は離れ離れになる。その後、成長した太郎がアメリカで経済的な大成功をおさめて、よう子の前に姿を現します。まさに戦後日本を舞台に描かれた『嵐が丘』というべきプロットで、よう子はキャサリン、太郎はヒースクリフです。
彼女の構成力のすごさにおどろき、深みに感動した作品です。

  • 回答者:新桜 (質問から10時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

「続 明暗」です。
夏目漱石の未完の作品「明暗」の結末を書いた続編です。
登場人物は、津田(主人公)、お延(津田の妻)、秀(津田の妹)、小林(友人)、吉川夫人、清子(津田が結婚寸前で振られた相手)です。
「明暗」では、津田が吉川夫人にそそのかされて、お延を放り出して、清子を温泉地まで追いかけていく所で終わっています。
「続 明暗」では、清子に再会しながら、言い訳するばかりで肝心の質問をしない津田。吉川夫人のわざとらしい暴露により、津田を追いかけて温泉地に向かうお延。
更に、秀と小林もそれを追う、というものです。
秀と小林に問い詰められても、津田は自分の面目を保とうとするばかりです。
津田には、まずお延に謝るという思いやりも、秀と小林の言に従うという素直さもない。
お延はそんな津田という男を選んだことに絶望して、滝に身投げして自殺しようとしますが、夜明けの姿に身投げを思いとどまる。そこでこの「続編」は終わっています。

  • 回答者:明暗完結 (質問から3時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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